低価格DVD

モダンタイムス(1938)/★★★★★

「食」へのこだわり 最初の工場シーンが資本主義社会への批判として有名ですが、私はそれ以外の部分の方が作品としてはずっと重要だと思いました。 特に、「食」に関するギャグが印象的で、"自動食事機"と相反する"理想の家庭"、ぼろ小屋での"つつましい食事…

街の灯(1931)/★★★★

「YOU」の重み わかっていても泣いちゃいました。 すごくいいなと思うのは、あれだけ頑張ってボクシングで戦ったのに結局徒労に終わる点。人生そんなに甘くないよと言われてるみたいで。 で、結局(誤解が原因にせよ)警察に追われてでも、彼女に金を渡した…

類猿人ターザン(1932)/★★

アクションというよりむしろ動物映画 類人猿ターザン ()" title="DVD>類人猿ターザン ()" class="asin"> ジョニー・ワイズミュラー主演のターザンシリーズ第1作。1932年(昭和7年!)の作品。 腰布ひとつで「アーああーーーーぁぉぉぉぁあぁぁぉぁ」と叫びジ…

邂逅(めぐりあい)(1939)/★★☆

どこか歯がゆい 邂逅めぐりあい ()" title="DVD>邂逅めぐりあい ()" class="asin"> 本作は"すれ違いものの傑作"として名高いようです。 プレイボーイ鳴らしたマルネー氏(シャルル・ボワイエ)がとうとう結婚を決意。アメリカで待つ結婚相手の金持ち令嬢に会う…

フィラデルフィア物語(1940)/★

良さがわからない こちらはキャサリン・ヘプバーン、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワート主演のスクリューボールコメディの傑作として紹介されることが多いようです。 「ヒズ・ガール・フライデー」は何とか見ることができたのですが、こちらは本…

ヒズ・ガール・フライデー(1940)/★★★

一度は挫折。洪水のような会話とテンポのよさが売り ケイリー・グラント主演のスクリューボール・コメディの傑作として紹介されることが多いようです。 新聞編集長のケイリー・グラントに敏腕記者で別れた元女房(ロザリンド・ラッセル)が再婚することを告げ…

或る夜の出来事(1934)/★★★★★

終始ゲラゲラ、終盤泣いて最後はハッピー。ラブコメの定番。 クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベールのロマンチック・コメディ。監督はフランク・キャプラ。 いまさら語るもののないほど有名な映画ですが、こうしてみるとやっぱ名作。 ポイントは 秀逸な…

第三の男(1940)/★★★★★

文句なし。リアルタイムで見たかった! もし、これをリアルタイムで観ていたら。 もし、有名なあのシーンを知らなかったら もし、劇場で観ていたら・・・ アノ場面で腰を抜かしていたんじゃないですかね。たぶん。 それくらい巧妙に作られていると思います。…

三人の狙撃者/★★★★★

戦争帰りの帰還兵による大統領暗殺計画。いろんな意味で興味深い とある田舎町の保安官のトッドは3年前に戦争で夫を亡くしたエレンのことが好きだが、いい返事がもらえない。 そこに「大統領が5時にこの町に立ち寄る。警護に協力せよ」との緊急連絡がはい…

百万長者と結婚する方法/★★

眼鏡っ子萌え!モンロー以外に見るとこなし。 最初は真面目に見てたんですけど、あまりのいい加減さに途中からストーリーを追うのをやめました。コメディなのに全然笑えないし。 田舎から出てきた女性3人(マリリン・モンロー、ローレン・バコール、ベティ…

マルクス一番乗り/★★★

バレエと黒人コーラスが印象的。でも毒は薄め マルクス兄弟7本目。MGMに移籍してからは2作目。 前作の「マルクス兄弟オペラは踊る」よりはグルーチョの毒は薄めでしたが、その代わり水上カーニバルのバレエと黒人のコーラスに力が入っていました。そのどち…

錨を上げて/★★★★

ねずみのジェリーも踊るよ!ケリー&シナトラシリーズ第1弾。 海兵隊のケリーとシナトラが休暇先に降りたのはロサンゼルス。期間は4日間。恋人のローラに会うために喜び勇んだケリーだが、ひょんなことから男の子を家に送る羽目になる。 少年は両親ともな…

夜も昼も/★★☆

コール・ポーターの生涯(ミュージカル風味)。細かいところが面白い こちらは作曲家のコール・ポーターの伝記映画。ただしミュージカル作曲家だったせいか、ずいぶんとミュージカル風味になっています。 青年時代に運命の人リンダ(アレクシス・スミス)と出合っ…

グレン・ミラー物語/★★★★

グレン・ミラーの生涯。脚本が工夫されている。 スウィング・ジャズの創始者グレン・ミラーの伝記映画で、ミラーの名曲の数々を聞くことができます。これを見るといかにミラーの音楽が耳に馴染んでいるかよくわかります。 ミラーの人生自体は意外と平凡で、…

若草の頃/★★★★★

歌で綴る4姉妹(+兄)の物語。まるで向田ドラマの味わい 時代は20世紀初頭。万博を来年に控えたセントルイスは「Meet Me In St. Louis」の歌で沸き返っていた。 4人の姉妹は弁護士で頑固な父親とやさしい母親、長男の兄に祖父とお手伝いさんの9人暮らし。 …

紳士は金髪がお好き/★★★

コメディというよりコント?。「ダイヤモンドは女の親友」が有名 のっけからショーで始まるミュージカルコメディ。こうゆう出だし好きです。 リトルロックの田舎町から来た踊り子のローレライ(マリリン・モンロー)とドロシー( ジェーン・ラッセル)。モン…

フランケンシュタイン/★★★★

あまり見るところはないが・・・ これ以降のフランケンシュタイン映画は全て本作から何らかの影響を受けているので、いま見ると逆に知りすぎて見るところがありませんでした。 お話は、死体の寄せ集めで作った人間を蘇生させる実験により生まれた怪物が、最…

市民ケーン/

最悪の出会いでした 市民ケーン (COSMIC PICTURES 12)" title="DVD>市民ケーン (COSMIC PICTURES 12)" class="asin"> 一応、映画史ではペストワンとなっています。さて、どうでしょう。コスミック版で観賞しましたが、酷い画質で盛大なMPEGブロックノイズに…

スイング・ホテル/★★★☆

クロスビーが魅力的。「ホワイト・クリスマス」と「爆竹を使った踊り」が有名。 かつては一緒に舞台に上がっていた歌が得意なジム(ビング・クロスビー)と踊りが得意なテッド(フレッド・アステア)だったが、アステアがパートナーの女性(クロスビーの恋人)を取…

キートンの大列車追跡/★★★★★

ちょっと凄い映画でした。 公開時は「キートン将軍」でした。乗っている汽車が「GENERAL(将軍号)」というところから付けられたタイトルですが、本DVDでは「キートンの大列車追跡」となっていました。 機関士ジョニー(キートン)が愛するものは2つ。それは自…

マルクス兄弟 オペラの夜/★★★☆

歌あり笑いありのコメディ。ドリフを思い出します。 公開時は「オペラは踊る」というタイトルでした。「会議は踊る」にちなんで付けられたそうです。現代で言う「バス男」みたいなパターンでしょう。 本DVDでは原題に沿って「オペラの夜」と改題されてい…

アフリカの女王/★★★☆

汚い二人のラブラブ光線 ハンフリー・ボガードとキャサリン・ヘップバーンのアドベンチャー物の傑作として紹介されることが多いようです。 ちなみに「アフリカの女王」とは船の名前なので、別にボンテージの女性が出てくるわけではありません。 アフリカで布…

ロビンフッドの冒険/★★☆

テンポのいい西洋剣劇。オリヴィア・デ・ハヴィランドにうっとり。 エロール・フリン主演のロビンフッドもの。同名の映画化ではこれが一番と紹介されてました。 ちなみに山田 宏一氏も絶賛。 原色の色彩が美しく、ロビンの緑服、森、旗、花、貴族たちの衣装…

ニノチカ/★★★

素朴だけどキュートな話でした。 公開時は「ガルボ笑う!」がキャッチコピー。 本作はグレタ・ガルボ&エルンスト・ルビッチ監督によるロマンチック・コメディの傑作として紹介されることが多いようです。 本作でのガルボはロシアから来たコチコチの共産主義…

踊る大紐育(ニューヨーク)/★★★☆

「MainStreet」に惚れました アメリカ海軍の水兵3人が、ニューヨークでの休暇の一日を恋と騒動に明け暮れるというわたいもないお話なんですけど、 それぞれの恋の行方として ○ジーン・ケリー 地下鉄で見かけたミス地下鉄のヴエラ=エレンに一目惚れ。何とかし…

マルタの鷹/★★★

ボギーが笑って怒って。思ったより明るい映画でした 本作は「ハードボイルドの始」と紹介されることが多いようです。 ※写真はファーストトレーディング版です。 ボギー(ハンフリー・ボガート)のナレーションで始まるのかと思ったら、ナレーションは一切無し…

荒野の決闘/★★★★

これは西部の人情ドラマだ 「西部劇」というより「西部の人情ドラマ」といった感じで、ドンパチよりも「床屋の椅子」とか「シェークスピア」とか「ダンス」とか、そんなシーンが印象に残ります。 ヘンリー・フォンダが伝説の保安官ワイアット・アープを演じ…

オズの魔法使/★★★★

暖かさが気に入りました。 「魔法使」は「い」が付かないのが正解。 注)パッケージはワーナー版です 始まりはセピア色、魔法の国ではきれいなカラー。でもカンザスに戻ってまたセピア色。ああ残念。 1シーン1セットの豪華さに加え、コスチュームも楽しく…

バルカン超特急/★★★★

後世にパクられまくったヒッチコックの傑作 本作はヒッチコックのイギリス時代の最高傑作という評価が一般的のようです。 列車の中で消えた隣人(初老の婦人)を探す話なのですが、隣人はそもそも存在しなかったのではないか? というサスペンスは全くなくて、…

アニーよ銃をとれ/★★★

純情さに泣けた ミュージカルの傑作と名高い作品だが、同じミュージカルでも「サウンド・オブ」や「ウエスト・サイド」とは違い、誇張された動作や仕草をみるに舞台に近い感じを受けた。(ベティ・ハットンがジム・キャリーに見えたよ)まあそれは置いといて…