2007-01-01から1年間の記事一覧

幸せのちから(2007)/★★★★☆

黒人版「クレイマー・クレイマー」。いい作品でした。 ウィル・スミス製だからと侮ってはいけない作品だと思いました。 よく出来た脚本、抑制の効いた演出、親子競演の見事なアンサンブル。 "ウィル・スミス"という色眼鏡をはずしてみれば、黒人版「クレイマ…

モンスター・ハウス(2007)/★★★☆

実はティーン向けのアニメ。細かいところが面白い スピルバーグ&ゼメキス印がついていますが、監督はギル・キーナン、脚本はダン・ハーモン(兼原案)、ロブ・シュラブ(兼原案)、パメラ・ペトラー。 稚拙な話のアニメばかりが氾濫していますが、これは話がし…

劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007)/★

ダークライはいいやつ やっぱり寝てしまったので、何も言う資格はありませんが、ダークライは実はいいやつだと言う事はわかりました。 子供たちを見ていてわかったのですが、ポケモン映画の魅力って、自分の知っているポケモンを見て、"ゴウカザルだ"とか"エ…

君がいた夏(1988)/★★

それほどでは 野球選手を目指す主人公が父親の死をきっかけに、夢をあきらめ、従姉の自殺をきっかけに自分の望んでいたものに気がつく話。 悪くはないのですが、それほどとは感じませんでした。若いときに見ればもっと違ったとは思いますが。 初体験のエピソ…

時をかける少女(1983)/★★★★

わかっていても泣いちゃいました。 オープニングは「A MOVIE」から始まるモノクロメルヘン調。中盤は純アイドル映画。同じ日を繰り返し始める辺りからサスペンス調になり、知世チャンを崖から落した後は怒涛のクライマックス。ラストはオープニング風に戻っ…

潮騒(1975)/★★

わかるようなわからんような 原作は三島由紀夫の1954年の作品(50年前)で本作は4度目の映画化に。さらに百恵&友和コンビとしては2作目(3作目?)で百恵ちゃんは当時デビュー2年目。 見たらビックリしました。百恵ちゃんが全然可愛くないんです。というか…

イカとクジラ(2006)/★★★★

離婚は「崩壊」か「成長」か? 舞台が1986年と聞いて、ちょっと前のような気がしていましたが、コナーズだのマッケンローだのという会話を聞いて、おやっと思ったら、なんと20も年前の話でした。 両親が離婚し「共同監護」(お互いの家で子供が生活をする)…

ひまわり(1970)/★★★★★

卵24個のオムレツ!。 戦地に赴く前のつかの間の休日を利用して愛し合うアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)とジョバンナ(ソフィア・ローレン)。アフリカ戦線行きを嫌ったアントニオにジョバンナはある提案をする。 「私と結婚したら?」 結婚をすると…

初恋のきた道(1999)/★★★☆

走るチャン・ツィイー ウッチャン・ナンチャン大絶賛。 基本的にはチャン・ツィイーを見る映画だと思いました。 中国の恋愛映画ってどうなのかなと思っていましたが、チャン・ツィイーの一目惚れで始まるちょっとストーカーっぽい話でした。ここまで惚れられ…

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985)/★★★★☆

ウチの次男坊みたいで見てられない ラッセ・ハルストレム監督(「 ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」)のスウェーデン時代の傑作。 イングマル(アントン・グランセリウス)は兄とママの3人暮らし。病弱のママを元気づけようと色々するが、い…

脱出(1972)/★★★★

この緊張感はタダ者ではない ジョン・ヴォイト、バート・レイノルズ、ロニー・コックス、ネッド・ビーティとなにげで凄いキャスト。 監督は異才ジョン・ブアマン。 ダムに沈む前に自然を楽しもうとやってきた男4人が川下りの最中に男達に襲われたことから一…

キリクと魔女(1998)/★★★

これ何て寓話? ミッシェル・オスロ監督の極彩色アニメ。 影絵のような、それでいて極彩色をもつ独特の画風が素晴らしいが、それよりも寓意に満ちたストーリーに驚く。 男達によって棘を挿されたカラバは、それにより魔女となって男達を手下にする。しかし小…

モダンタイムス(1938)/★★★★★

「食」へのこだわり 最初の工場シーンが資本主義社会への批判として有名ですが、私はそれ以外の部分の方が作品としてはずっと重要だと思いました。 特に、「食」に関するギャグが印象的で、"自動食事機"と相反する"理想の家庭"、ぼろ小屋での"つつましい食事…

MOVIE 11月号は「ヘップバーン」特集

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「大人のための永久保存映画誌」と銘打たれた月間誌「MOVIE」のNo.2は「ジョン・ウェイン特集」でした。MOVIE (ムービー) 2007年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 共同通信社発売日: 2007/07/21メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見…

街の灯(1931)/★★★★

「YOU」の重み わかっていても泣いちゃいました。 すごくいいなと思うのは、あれだけ頑張ってボクシングで戦ったのに結局徒労に終わる点。人生そんなに甘くないよと言われてるみたいで。 で、結局(誤解が原因にせよ)警察に追われてでも、彼女に金を渡した…

グレートスタントマン(1978)/★★★☆

最後のスタントシーンが大迫力 ワーナーのロゴが"こぶしマーク"だったので嬉しくなりました。60〜70年代のロゴだそうで、骨っぽい作品をリリースしていた時代のいわば"男映画の勲章"です。 スタント界ではNo.1の実力を誇るバート・レイノルズ。今日も危険な…

ハッピーフィート(2007)/★★★★★

よく考えられている 劇場でも観たのですが、DVDで改めて再見しました。 (劇場鑑賞時の感想は→こちら) たまたま「ライアンを探せ!」を見た後だったので、かえって本作の良さが引き立って見えました。 本作を見ると、なぜ3Dなのか(2Dではないのか?…

オール・ザット・ジャズ(1979)/★★★★★

ひねたオッサンがくねくね踊るへそ曲がりミュージカル。でも愛おしい。 「まるで出来の悪いフェリーニ作品のようだ」と評された文章を見たことがあります。 私が映画館で映画を見始めたのは1977年からで、すでにミュージカル映画は廃れたジャンルでした。 (…

ライアンを探せ!(2006)/★

「マダガスカル」+「ファインディング・ニモ」=「チキン・リトル」 先日見た「オープン・シーズン」も酷かったのですが、こちらも負けずに酷い出来だと思いました。 父親ライオンが息子ライオンを動物園仲間と探しに行く話しで、まさに「マダガスカル」と…

グッドナイト、グッドラック(2006)/★★★★☆

骨っぽさにしびれる ジョージ・クルーニー製作、監督、脚本、出演のドラマ。反骨のニュースキャスター、エド・マローの物語。 ジャズ、タバコの煙、モノクロの映像、クローズアップの多さ、極端に説明を省いた映像、コントラストの効いた照明、閉塞された環…

コンチネンタル(1934)/★★★★

アステア&ロジャース第2弾。きわどい話のコメディ アステア&ロジャースの主演としてはこれが第1作。「空中レビュー」(未見)で脇役ながら好評だったことから本作が企画されたとか。 ダンサーのアステアは税関で困っていたロジャースを助けた事から一目惚…

キリング・フィールド(1984)/★★★★★

これはホントにあったことです。 私の理解ですが ベトナム戦争を有利に展開しようと、CIAがお隣のカンボジアのクーデターを画策。それが成功してロン・ノル政権が樹立(1973年)。【最初のエピソードの背景】 名称が政府軍とクーデター軍(クメール・ルージュ)…

ザナドゥ(1980)/★★★

ひたすら恥ずかしい風俗と御大の笑顔。 ソフトバンクのCMに誘われて、遅まきながら初鑑賞。 オリヴィア・ニュートン=ジョン主演のアイドル映画でございます。 今見るとひたすら恥ずかしい映画でした。 パープルのライト、ホットパンツ、ローラースケート(…

西遊記3D〜失われた無玉の巻〜/★☆

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お台場方面でやっているイベント。なんと観ている最中に大地震があったとか。 ■公式サイト当たり前ですが疲れました。ひたすら待ち行列と全編フジのコマーシャル大会。「西遊記」「鬼太郎」「のだめ」ばっか。まあ子供たちが喜んでくれればいいです。それで…

上流社会(1956)/★★★

グレイス・ケリーの水着姿にドキッ!でもこの話は苦手です。 AFIランキングで評価の高い「フィラデルフィア物語」のミュージカル映画です。 キャサリン・ヘプバーン役をグレイス・ケリー(これが引退前の最後の作品)、ケイリー・グラント役をビング・クロス…

パピヨン(1973)/★★★★★

"くさいメシ"はゴキブリとムカデ。男だったらこれを見ろ! 「太陽がいっぱい」を観てからというものずっとそのテーマ曲が頭の中を流れていますが、時々「パピヨン」のテーマがそこに混じってしまいます。というこで、久しぶりに再見しました。 胸に蝶の刺青…

有頂天時代(SWING TIME)(1936)/★★★

アステア&ロジャースコンビ第6弾。やんちゃなアステアが見られました。 以前「アステア&ロジャース」コンビの作品が見られないー!と嘆いたことがありましたが、なんと、近所のTSUTAYAにありました。素晴らしい。早速ミュージカルの至宝といわれた2人の…

プライドと偏見(2006)/★★★★

いらいらするほど奥ゆかしい 評判を聞いて、コスチュームプレイ(西洋時代劇)の苦手な私としては嫌々借りたのですが、始まってすぐに「WORKING TITLE」のロゴを見て、がぜん観る気になりました。18世紀のイギリスを舞台に貧乏な5人姉妹の家族と"超"金持ち貴…

太陽がいっぱい(1960)/★★★★★

"イタイ"がいっぱい太陽がいっぱい監督:ルネ・クレマン出演者:アラン・ドロン、 マリー・ラフォレ、 モーリス・ロネ、 エルヴィーレ・ポペスコ収録時間:118分 有名な「オチ」も知っていましたし、鏡のシーンも見たことがあります。もはや現代の我々には本…

これってあり?

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宇宙戦争 2 - Same Shit Different Day経由で見つけた予告編。 本日解禁だそうです。 「M:i:III」のJ・J・エイブラムスの次回作とのこと。CGをつかった(フェイク)ドキュメント風になっているので驚きました。こんなのあり?