ハンナ(2011)/★★★★

良い所とだめな所が混在 「元CIA工作員の父親によって殺人マシーンとして育てられた16歳の少女の復讐譚」と聞けば大好物の題材ですが、すごく良い所と全然だめな部分が混在している印象でした。 人によって随分と評価が分かれるのではないでしょうか? 良…

バッド・ルーテナント(2009)/★★★

最後までどこに行くのかわからないグルーヴ感 悪徳だけど強烈な個性でがむしゃらに進む刑事(デカ)キャラと言えば、ポパイこと「フレンチコネクション」でしょう。 この映画もと思って観ていたのですが、ワニの目線が出てきたあたりからどんどん映画が壊れ…

ハート・ロッカー(2008)/★★★★☆

分ったのは当たり前の事実 すでに旬を過ぎ語りつくされた感もありますが、ようやく観ることができました。 (ぽすれん在庫少なすぎ。登録してから半年以上も借りられないって・・・)観ていて思ったのは「戦争とはどんな汚い手を使ってでも、たくさん人を殺…

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009)/★★★★☆

実はよく考えられたシナリオ ストーリー紹介では「ラスベガスでバチェラーバーティした翌朝、部屋にいたのはトラと赤ちゃん・・・」と紹介されるが上記の状況になるのは実は20分を過ぎたあたり。そこからが怒涛の展開でぐいぐいと見せていく。ただし「スー…

バンコック・デンジャラス(2008)/★

このひどい改変に怒り。見る価値なし 「レイン」「the EYE 【アイ】」で注目を浴びたパン兄弟のハリウッド資本によるセルフリメイク。 先にオリジナルの「レイン」を見ておいてよかったです。「レイン」を見てから「バンコック・デンジャラス」を見ると、「…

母なる証明(2009)/★★★★★

この絵力(ぢから)に脱帽! 見始めた瞬間にストーリーとかどうでもよくなった。 何と”映画的な”絵であるか。なんと力のある画(え)であるか。 画面の切り取り方、照明、アングル、カット。その画面に映るすべてのものが美しい。 これは劇場で観たかったな。 …

ハイキック・ガール!(2009)/★★☆

武田梨奈に満足 ”Vシネ”って観たことないけど、こんな感じでしょうか? ストーリーもくそもなくて、ひたすら観たいものを見せる(その割には思わせぶりな雲のカットとか入るけど) あり得ない設定ばかりで、観ていてずっと?でした。 ただし、格闘シーンとキ…

パッセンジャーズ(2008)/★★★

アン・ハサウェイが観られて満足 「飛行機事故で奇跡的に生き残った乗客をアン・ハサウェイがセラピーする話」としか知らなかったので、最後はかなりビックリ。 でもお気に入りのアン・ハサウェイがたっぷりと楽しめたのでよしとします。 相手役のパトリック…

パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008)/★★★☆

ダークナイトそっくり。 マーベル・ソニー連合のB級アクション。 これで3度目の映画化だそうだが、家族を殺された男の復讐劇なら腐るほどあるから、それほど大事にする原作でもなかろうと思う。 ただ、マーベル印だなと思わせる場面多数。 悪者がパニッシ…

HOUSE ハウス(1977)/★★★★★

私はこの映画が大好きです。 ネタばれ全開!ご注意を当時、東武東上線沿線に住んでいた私は、名画座(確か上板橋)にかかると一日中観ていた記憶があります。同時上映は「翔んだカップル」/相米慎二でした。 25年ぶりぐらいで観なおしましたが、結構覚えて…

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー/★★★★

シリーズで一番の出来 最終回は劇場なんてよくあるパターンだなーと、カネだけかけて内容は二の次なんだろうなと思ってみたら、これが意外や意外よかったです。 これまでは主役の2人より脇役達が光っている事が多く、つい脱線してしまいがちでしたが、本作…

ハンコック/★★★

前半傑作、後半失速 予告等で見ていたとおりの場面が次々と出てきて、期待通りの展開になったところで、ありゃまだ半分も時間が経ってない。 どーすんだ?どーなるんだと思っていると、えっえー?!となったまま驚愕の展開へ。 聞いてないよ〜。 ただ、この…

ハイスクール・ミュージカル2(2007)/★★★

今回の主役は意地悪姉と弟。ダンスがパワーアップ 前回ダンスのないミュージカルなんてと書いたら、「2」ではダンスナンバーが増えてました。 ただ、主役の二人がすでにラブラブなのであまり目立たず、その代り脇役の方が輝いていました。 いいのか?いいん…

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)・PART2(1989)・PART3*1/★★★★★

これを超える娯楽作品ってあるのかしら? 80年代を代表する作品であることに異論はあるまい。飽きるくらい見すぎたせいで、ギターのシーンしか見なくなってしまった第1作。 初めて買ったLDの第2作。 いつも内容を忘れる第3作。 見直す度に発見があります。メ…

ハイスクール・ミュージカル(2006)/★★★☆

主役が踊らないミュージカルなんて 高校を舞台にしたミュージカルでは「グリース」という傑作がありますが、本作の主役は歌ばかりでほとんど踊りません。 これではミュージカルとは言えないのでは? それ以前に、オーディションまで受けたミュージカルはどう…

バンテージ・ポイント(2008)/★★★☆

迫力はあるが、何かが違う すごく期待していたのですが、自分が見たいものとは違っていました。 「1つの場面を8つの視点から描く」ということで、それぞれが全く違うように見えていて実は同じものだったみたいな話を期待していたのですが、そうではなく視…

初恋のきた道(1999)/★★★☆

走るチャン・ツィイー ウッチャン・ナンチャン大絶賛。 基本的にはチャン・ツィイーを見る映画だと思いました。 中国の恋愛映画ってどうなのかなと思っていましたが、チャン・ツィイーの一目惚れで始まるちょっとストーカーっぽい話でした。ここまで惚れられ…

ハッピーフィート(2007)/★★★★★

よく考えられている 劇場でも観たのですが、DVDで改めて再見しました。 (劇場鑑賞時の感想は→こちら) たまたま「ライアンを探せ!」を見た後だったので、かえって本作の良さが引き立って見えました。 本作を見ると、なぜ3Dなのか(2Dではないのか?…

パピヨン(1973)/★★★★★

"くさいメシ"はゴキブリとムカデ。男だったらこれを見ろ! 「太陽がいっぱい」を観てからというものずっとそのテーマ曲が頭の中を流れていますが、時々「パピヨン」のテーマがそこに混じってしまいます。というこで、久しぶりに再見しました。 胸に蝶の刺青…

春が来れば(2006)/★★★★

チェ・ミンシク主演のほのぼのドラマ。見てよかった。 同棲までしていた彼女とも別れ、今は老いた母親との二人暮しをするヒョヌ(チェ・ミンシク)。オーディションに落ちたことを契機に地方に出て吹奏楽部の教師をすることになった。 人口も減っていくひなび…

バンド・ワゴン/★★★★☆

名曲ぞろいのミュージカルの傑作。でもちょっと悲しい。 正直に言うと、最初見たときはアステアの自虐ギャグのようで悲しかったです。 これって落ち目になって引退したミュージカルスターが舞台で復活する話ですよね。しかも一度は失敗するし。 実際「ブルー…

晴れて今宵は/★★★

アステア&ヘイワースのラブコメ第2弾。 ブエノス・アイレスへ遊びに来ていたNYのダンサーロバート・デイヴィス(フレッド・アステア)は、大の競馬狂で持ち金を全てすってしまい、当座の仕事を探していた。 替わって地元のホテル王のクアーニャ氏は4人…

ハッピー・フィート(吹替え版)/★★★★★

実写を越えたCGアニメミュージカルの傑作! このところミュージカル映画をよく観ていますが、まさかCGアニメ映画に打ちのめされるとは思いませんでした。 素晴らしいところはいっぱいあるのですが、特に優れている点に関して2つ挙げたいと思います。 (…

バルカン超特急/★★★★

後世にパクられまくったヒッチコックの傑作 本作はヒッチコックのイギリス時代の最高傑作という評価が一般的のようです。 列車の中で消えた隣人(初老の婦人)を探す話なのですが、隣人はそもそも存在しなかったのではないか? というサスペンスは全くなくて、…

ハービー/機械じかけのキューピッド/★★★★

なかなか侮れない楽しさ。 シリーズのリメイクで、リンジー・ローハン主演の青春モノと言うことで、侮っていたのですが、なかなかどうして。 せいぜい近所を走り回るドラックレースぐらいに思っていたら、最後は本格的なサーキットでのレースになったので、…

ブレイブストーリー/★★

絵はきれいなのに全然面白くない 原作は未読。 最初にやたらとリアルな現実(両親の離婚と母親の病気?)のあと、1つだけ願いがかなうという運命の女神に会うために冒険の世界へと旅立つ。 と、もっと面白くなっていい素材なのに、全然面白くない。なぜだろ…

パンダコパンダ 雨ふりサーカス/★★★

子供たちが夢中でした。 見ると一目でわかりますが、まさにトトロの原型がここにあります。鈴木プロデューサーが「宮崎監督は同じものを繰り返し描く」と言っていましたが、本当にそうでした。 ただ、トトロよりは洗練されていない分、素朴な味わいがありま…

パッチギ!/★★★★

懐かしさ満載の青春賛歌物 井筒作品は「のど自慢」しか見たことないが、この作品も小品ながらがんばっていると思う。 現代物だとばかり思っていたので、ちょっと驚いた。私よりちょっと上の世代の話だが、その懐かしさは堪能できる。ビートルズ、スウェーデ…

バッドデイズ/★★★

硬派な犯罪映画。まるで70年代のようです。 宝石店を襲撃した男4人。うまくいったと思ったが一番若いスティーブン・ドーフが宝石を独り占めするため次々と仲間を殺して逃げ去った。1人生き残ったハーヴェイ・カイテルはドーフを追ってLAにやってくる。…

バタフライ・エフェクト/★★★★

so hard... 息つぐ暇もなく次から次へと展開するので、あっという間に観終わった感じで、確かに良く出来ていると思う。 ただし観終わったあとの気分は良くない。理由として少年時代の出来事があまりもハードすぎて主人公に感情移入することが出来ないからだ…