2006

アウェイ・フロム・ハー 君を想う/★★★

ちょっと違うかな。 [DVD]" title="アウェイ・フロム・ハー 君を想う [DVD]" class="asin"> 主演のジュリー・クリスティは2007年のアカデミー主演女優賞にノミネートされた。 アルツハイマーになっていく妻と長年連れ添った夫の物語。 静かに見つめるの…

エグザイル/絆/★★★☆

これぞ男(の子)の映画。 ”男”ではなく”男の子”の映画なんだな。たぶん。 なぜ撃ち合ったのに家直して、メシ食うんだ?とか思っていたけど、途中からどうでもよくなった。 すげー銃撃戦が見れて、コインで行先を決めたり、いつもつるんでいたり、「どこ行く…

ONCE ダブリンの街角で/★★★★

音楽で雄弁に語る。いや参りました。 ストリートで歌う売れない男と結婚生活がうまくいかずチェコから子供と一緒にダブリン(アイルランド)に出てきた女。二人が音楽を通じて心を通わせる姿を描く。 ネタばれを承知で言うとタイトルの”ONCE”は一度だけ…

麦の穂をゆらす風/★★★★

アイルランドの未来を願いながら引き裂かれる兄弟の悲劇 キリアン・マーフィー主演。目が「プルートで朝食を」の"キトゥン"でした。 1920〜30年代のアイルランド独立戦争とレジスタンスに参加した二人の兄弟の物語。 アイルランドの豊かで大らかな自然とあま…

プラダを着た悪魔/★★★★

フツーに面白かったんですが・・・ この映画の魅力は アン・ハサウェイのキュートさが6割。 メリル・ストリープの鬼編集長ぶりと(ある意味女優生命を投げ出したような)アノ場面が3割。 ほろ苦い結末が1割。 と見ました。 この話の結末はどうなるんだろう…

2番目のキス/★★★★★

とても上質なラブ・コメディ!。監督のことは忘れて! 「TAXY NY」のマヌケな刑事ジミー・ファロンと今や"女王"のドリュー・バリモアのラブコメディ。 下手なアクション映画よりよほど「男の映画」でした。 ベンは生徒からも慕われる中学校の数学の教師。2…

記憶の棘/★★★☆

暗い雰囲気で進行する暗い話。アン・ヘッシュから目が離せない。 スリラーかと思ったら、暗いラブ・ロマンスでした。全体的に光が足りないのか、ざらついた画面でドラマも妙に冷たい・・・ 10年前に夫を亡くし、新たな恋人を見つけたアナ(ニコール・キッドマ…

マッチポイント/★★★★

スカーレット・ヨハンソンの圧倒的な存在感。 抑制と省略が効いて、あっさり味。いいところで切れるので、"後はご想像にお任せします"と言われている感じ。こうゆうのを語り口っていうんですかね。 難解な気がしてなんとなくウディ・アレン作品は敬遠していた…

ステイ /★★☆

オチは分かるが作品の存在理由が分からない 「アイデンティティ」とか「フレイルティ/妄執」のようなタイプの作品でした。 まあ、それならそれで構いませんが、そこに至るまでのドラマの意味が分かりませんでした。(もっと言うとこの作品の意味自体がよく分…

時をかける少女(2006)/★★★★★

「時かけ」第3世代。いい映画でした。 「時をかける少女」とくれば子供の頃楽しみにしていた「NHK少年ドラマシリーズ」で育ち、原田 知世主演の時は大学生。そして子供を持つようになって劇場版アニメとして帰ってきました。 本作は大林版の続編という位置…

ゆれる/★★★★

ホントのところはどうだったの?。観た方が「ゆれる」心理劇 香川照之がうまいと思いました。あと木村祐一は検事には見えない。(ただし、ドラマ的には香川照之のもう1つの心の声として、これもアリのような気がしました)ラストの展開がすっきりしないので…

アイス・エイジ 2/★★★☆

無理やり作った続編?でもそこそこ楽しめる 前作はCGアニメとしては5本の指に入る傑作だと思うのですが、本作は三人が一緒に旅をする必然性がなくなった分、芯がなくスカスカの印象でした。 ただ、それでも随所にギャグを入れてここまで楽しませてくれる…

父親たちの星条旗/★★★★★

複雑な構成を見せきったイーストウッドの手腕に拍手。2本で1つの物語。 長文しかもネタバレ全開。ご注意あれ。 本作では、硫黄島の戦いそのものよりは、有名な写真(「硫黄島での国旗掲揚」)撮影の真実とそれに写っていた3人の兵士が「国債を買おうキャン…

硫黄島からの手紙/★★★★☆

イーストウッドから見た日本人解体新書 公開順とは逆にこちらを先に見て正解でした。 気になっていた"日本人がどうやって硫黄島の戦いを有利に進めたか"と言う部分はあまりきちんとは描かれず、栗林忠道中将やバロン西の"合理主義者"vs 中村獅童を代表とする…

フラガール/★★★

常磐ハワイアンセンター設立秘話。ダンスシーンに不満。 確かによくできていると思いますが、絶賛するほどではないと感じました。 その理由として 1.120分の割には長く感じること 2.踊りのシーンがイマイチなこと。 があげられます。1.の長い点に関し…

ブロークンフラワーズ/★★★☆

意外と楽しめました。さて、ラストの意味は? 成金で女たらしで面倒くさがりやのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)の家にピンクの封筒が届いた。 「20年前に別れた時あなたの子供を妊娠していました。その子が家を出たので、あなたを訪ねるかもしれませ…

プルートで朝食を/★★★★★

キリアン・マーフィ萌え。オカマ版「嫌われ松子の一生」? たまたま「トゥモロー・ワールド」そして本作と立て続けにイギリス映画を観ましたが、どちら爆弾テロを日常的に描いていました。この情勢不安がイギリス社会に大きな影を落としているのがわかります…

トゥモロー・ワールド/★★★★★

打ちのめされました なんか、物語に入り込みすぎて、中学生の感想文のようになってしまいました。 この作品で私が一番感心したのは、その作りこまれた世界観です。 子供が産まれなくなった世界とはどのようなものか?。 学校は廃墟と化して、ブランコには乗…

もしも昨日が選べたら/★★★★

人生に早送りはない?サンドラー主演の傑作コメディ 人生を止めたり巻き戻したり、早送りすらできる便利なリモコンを手に入れた男のコメディ。アダム・サンドラー主演。 色んな人生のやり直しドラマということで「バラフライ・エフェクト」や「エターナル・サ…

カーズ/★★★★★

よくできている 意外と語るものはなくて、「よくできている」とだけ言っておきます。 こうした「作られた瞬間に完成」された作品よりは、少し粗がある「半完成品」ほうが、語りやすいということも発見しました。 でも、いい作品だと思います。

グエムル 漢江の怪物/★★★★

場面場面は凄いのだが・・・ 展開が「アストロ球団」的というか「エヴァンゲリオン」的というか。 たしかに場面場面でみると緊迫感があり「次はどうなるんだ!」とぐいぐい興味を持たせるが、 次の瞬間肩透かしを食うようなところがあり、見終わった後はなん…

ユナイテッド93/★★★★☆

9.11を追体験する再現ドラマ。管制官がかっこいい。 管制官には実際の人物が出ているそうで、真に迫っている。 前半は無線に応答しなくなった飛行機(アメリカン11便)が事故なのかハイジャックなのか焦点。 1機目が貿易センタービルに追突してもまだ起き…

ウルトラヴァイオレット/★★★

ガン=カタ>アクション第2弾。今度はミラ版「グロリア」だ 前作の「リベリオン」は低予算な分、ドラマにストイック性があり名作の誉れも高い。 本作は予算がついたため、ミラ姉&香港スタッフ&CG全開でとことんビジュアルを追求。 その分ストーリーが薄め…

マイアミ・バイス/★★★

セミドキュメント・麻薬潜入捜査官 TVシリーズの映画化と思わず、麻薬潜入捜査官のセミドキュメンタリとして観る事をお勧めします。「コラテラル」と同様に、なぜ捜査官なのにジェット機が操縦できるのか?とか、なぜすぐに敵のアジトが判るのか?とか、そ…

プロデューサーズ/★★

そのくどさについていけない ところどころ光るものはあるものの、そのくどい演技といつ終わるか分からないストーリー展開についていけませんでした。 ミュージカル映画というより(舞台の)ミュージカルに近いと思います。 その違いはうまく言えませんが、主役…

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟/★★★★★

息子が総立ちです 映画館で観ましたが、改めてDVDで観ても興奮。 4兄弟が変身した辺りから、息子たち(9歳、4歳)は総立ちでした。 劇場版での感想はこちら→[感想]

それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ/★★★★

今年のテーマは「生きること」 今年(2006)のキャラクタは命を貰った人形のドーリィ。吹替えは安達"あまーい"祐実さん 劇中で「何のために生まれてなにをして生きるのか」とみんなが歌うと 「決まってるじゃない」とドーリィは言う。「もちろん自分のためによ…

ブロークバック・マウンテン/★★★★

これは切ない話でした 長いなぁと思ったら、20年ぐらいの物語だったんですね。ちょっとした大河ドラマ並みの長さでした。最初は、羊飼いの様子が丹念に描かれていて、なかなか興味深く観ていたのですが、ある夜を境に男同士の秘密の物語になっていき、ひたす…

ヒストリー・オブ・バイオレンス/★★★★☆

暴力は伝播する 私がこの映画から受けたメッセージの1つは「暴力は伝播する」でした。 その意味で、冒頭のシーンから伝播した暴力が後半の妻の背中の痣に繋がっていると感じました。また、この映画の後、この家族はどうなるのでしょうか? 私は、暴力を使っ…

森のリトル・ギャング/★★

これは感情移入できない なにげにみんなから無視されてない?この映画。 これは『ヤクの売人の話だ!』(ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ブルース・ウィリスがアライグマを演じるアニメ)とは町山さんの弁。 これが頭にあったからか、見ている間中違…