異人たちとの夏(1988)/★★★★★

観ると100%泣かされるので、「今回も泣けるのかテスト」も兼ねて必ず観てしまいます。 はい、今回も泣きました。 ただ泣きポイントが少し変わって、いつものスキヤキ屋ではなく、その前の最初に母親に出会う場面とか、本当に自分の親であることを知る場面と…

息もできない(2008)/★★★★☆

忘れられない 全編暴力描写と手持ちのブレ画面で気持ちが悪くなりましたが、観終わってからじわーと来てます。 とにかく出てくる人出てくる人暴力ばかり。フツーに会話していても緊張感ありまくりでした。 苦手だけど一度見たら忘れられない。そんな映画でし…

インセプション(2010)/★★★★

村上春樹版「スパイ大作戦」。どうにも引っかかることが。 長文ネタバレ、ご注意を。 ■「スパイ大作戦」と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」 「スパイ大作戦」にこんな話がありました。 ある将軍を列車(と思わせたセット)に乗せ、様々な事件…

イングロリアス・バスターズ(2009)/★★★★☆

とにかく楽しい、気持ちイイ なんと生理的快感と映画的興奮に満ちているのか。 見ていてひたすら楽しい。 特に1章の延々と続く会話の緊張感とオチ。2章の楽しさ。 細かいことは言わず楽しめばいい。そんな映画。 これこそ映画館で見るべき映画だと思う。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008)/★★★★

伏線が生きてるイエスマン。ゾーイ・デシャネルにキュンときた。 2008年12月全米で2本の映画が同時公開された。 1つは昨日紹介した「7つの贈り物」。そしてもう1つが本作の「イエスマン “YES”は人生のパスワード」。 どちらもハリウッドのマネーメイキングス…

イースタン・プロミス(2007)/★★★★

本当に怖い人vsめちゃかっこいい人 クローネンバーグ×モーテンセンの第2弾。 ロシア系女性の人身売買の話で、「題名のない子守唄」でも似たような題材を扱っていたが、あっちは子供を産ませてそれを売るって話だからもっと酷い。 モーテンセンがとにかくカ…

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)/★★★

「ふつうに続編」に価値がある 19年の歳月を感じさず4作目として成立しているというところに価値があるという珍しい作品。ただし、3作目を見て感じたことを、本作でも感じたのだが、私にとって「インディ・ジョーンズシリーズは2作目が頂点で、あとは蛇…

イカとクジラ(2006)/★★★★

離婚は「崩壊」か「成長」か? 舞台が1986年と聞いて、ちょっと前のような気がしていましたが、コナーズだのマッケンローだのという会話を聞いて、おやっと思ったら、なんと20も年前の話でした。 両親が離婚し「共同監護」(お互いの家で子供が生活をする)…

錨を上げて/★★★★

ねずみのジェリーも踊るよ!ケリー&シナトラシリーズ第1弾。 海兵隊のケリーとシナトラが休暇先に降りたのはロサンゼルス。期間は4日間。恋人のローラに会うために喜び勇んだケリーだが、ひょんなことから男の子を家に送る羽目になる。 少年は両親ともな…

硫黄島からの手紙/★★★★☆

イーストウッドから見た日本人解体新書 公開順とは逆にこちらを先に見て正解でした。 気になっていた"日本人がどうやって硫黄島の戦いを有利に進めたか"と言う部分はあまりきちんとは描かれず、栗林忠道中将やバロン西の"合理主義者"vs 中村獅童を代表とする…

イノセンス/★★★★

だんだん癖になってきました メイキングで監督が言ってます。 「新しいものを受け入れるには時間がかかる。 映画が好きだというのは、過去の映画のあの場面この場面が好きなだけであって、 これから生み出される映画が好きなわけじゃない」 ホントですね。監…

イヌゴエ/★★★☆

観ていて心地よい作品でした インディペンデント(低予算)映画は、アイデアとセンスが命。本作ではイヌの話しが聞こえるというアイデアもいいが、独特のテンポで見せる演出のセンスがよかった。この設定のミソは(洋画によくあるような)人間との会話にならず…

インサイド・マン/★★

良さが分からない スパイク・リー初体験。 丁寧に作られているし、ラストの展開もうまいと思うが、面白いとは思えなかった。 他の方のレビューを見ていると、やはりNYという街を知らないと楽しめないらしい。 私には難しい映画だったかも。

イン・ハー・シューズ/★★★★★

奔放な妹と堅物の姉の物語。さらっと描いているが実は重い。秀作でした。 性格が正反対なマギーとローズの姉妹が、あることで喧嘩別れをするが、やがてそれぞれが幸福を見つけ出し成長していく物語。 奔放な妹を演じるキャメロン・ディアスは、服を着た(露…

イルマーレ/★★★

時を越えた文通が結びつける2人。映像に力が入りすぎてエピソードが足りない。 まるでイタリア映画のような題名の韓国映画で、キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロックによるリメイクが好調のようなので、さっそく借りてみた。 違う時間にいる二人が手紙を使…

イノセンス/★★

豪華になったのは技術だけ?時間は短いのに長く感じます 前作から9年経って予算も大幅アップの第2弾。時間も99分と短いので相当各シーンに力が入った力作かと思いきや、前作と同じような音楽で始まるのにどこかツボをはずした旋律に不安がよぎります。 C…

イントゥ・ザ・ブルー/★★★★

意外と真面目だった海洋青春アクション アクションよりは青春物に力を入れているので、意外と「真面目な」映画で、好感が持てました。どうせなら敵役が父親だったらもっと面白かったかも知れません。親友役のスコット・カーンが光っています。

イン・ザ・ベッドルーム/★★★★

子供を持つ親の気持ち。ドキュメンタリのよう。 大学生の一人息子を持つ医師で理性的な父(トム・ウィルキンソン)と学校でコーラスを教えている厳格な母(シシー・スペイセク)。息子の恋人は年上で2人の子持ち(マリサ・トメイ)で、元夫が復縁を迫ってい…

イナフ/★★

単調で長い。見ているほうももうイナフ(十分)。 ジェニファー・ロペス主演のDV(ドメスティック・バイオレンス)もの。ジュリア・ロバーツで似たような映画(「愛がこわれるとき」)があったが、こちらは結末がちがうのは時代なのか、ジェニファー・ロペス…

イン・アメリカ/三つの小さな願いごと/★★★

いいとは思うけど このようなインディパンデントな雰囲気を持った映画を見るのは久しぶりなので、ちょっと付いていけなかった。いいとはおもうけど。主演のサマンサ・モートンはマイノリティ・レポートの女の子。この映画でもその雰囲気のまんまだった。

インソムニア/★★★

緊張感がいい。 「メメント」のクリストファーノーラン監督2作目。メメントは未見。 アル・パチーノの圧倒的な存在感、ヒラリースワンクのどこか神経質な表情、XXXのどこか壊れた感じのする演技などそれぞれの名演に加え、短いカットの積み重ねで緊張感…

いとしのローズマリー

いいねぇ。パルトロウ。

インディ・ジョーンズ最後の聖戦/★★

やっぱつまらない あたらめて見直したが、やはりつまらない。最大の原因はドラマの盛り上がりがなくアクションの数珠繋ぎでしかないこと。確かに時間を見るとこの作品だけ2時間を越えている(127分)おり、長いことは長いのだがそれだけではない。特にラスト前…

メイキング・インディジョーンズ

スピルバーグのわがままぶり炸裂! 特典DISCの1作目と2作目のメイキングより。スピルバーグのわがままぶりが笑えるが、実際に働くスタッフはつらいだろうなぁと思った。蛇を一万匹集めたり、虫を100万匹集める話もすごいが、1930年代のモロッコの雰囲気を出…

愛しのローズマリー/★★★★★

とにかく上手い。ヴィグネスの魅力満載 見かけ(=美人)が全てと追っかけまわす男(ハル)が催眠術で「心の美」が容姿として見えるようになり、心がすごく綺麗なのに巨漢の女の子に恋をする(ハルには細身のキュートな美人にしか見えない)。催眠術が解けて…

E.T./★★★★

悲しい話だから名作になる 見終わった後に子供が一言「悲しいね」。 出会った楽しさが強調されるほど「別れの切なさ」が響く。 ただこうして改めて観ると「あのブームはなんだったんだろう」とふと疑問にはなるね。