ウルトラヴァイオレット/★★★

<ガン=カタ>アクション第2弾。今度はミラ版「グロリア」だ
ウルトラヴァイオレット デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
前作の「リベリオン」は低予算な分、ドラマにストイック性があり名作の誉れも高い。
本作は予算がついたため、ミラ姉&香港スタッフ&CG全開でとことんビジュアルを追求。
その分ストーリーが薄めなのでかえって質が落ちたとの声も。


凄腕の女殺し屋と子供の組み合わせといえば「グロリア」だが、
本作は「グロリア」のコミックアクションとして出発していたらしい。
オープニングが「スパイダーマン」のようなコミック絵で始まるのはそういう意味で、
実際のコミックの映画化ではないようだ。


リベリオン」で開発した<ガン=カタ>(踊りのように舞いながら銃を撃つアクション)も進化し、
今度は剣(ソード)アクションも披露してくれる。


さらに未来世界のビジュアルとして「タクシードライバー」を進化させたような手元に現れる銃や剣、
不気味な未来都市、使い捨てケータイ、やられるとガラスの破片が飛び散るスーツ、色が変わるサングラスなどなど。
とにかく見世物に徹したビジュアルやギミックがたくさん。


もちろんアクションに欠かせない燃える音楽は
パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ポセイドン」のクラウス・バデルト。これは燃えます。


そして主役はへそ出しミラ姉ことミラ・ジョヴォヴィッチ嬢。
髪の色がバイオレットに変化するだけでなく、スーツの色も真紅に変化。
鼻栓つめた潔癖症のボスと対決する最後の剣の舞(別名ポリネシアンダンス)まで、ミラアクションが満載。


こんなんでいいんですか?
いいんです!。


SONY製HDカムを使用して撮影されたHi-Vision映像は次世代DVDコンテンツとして最良。
おかけでコレクター向けのマストバイとしてBlu-ray Discとしては早い段階にDVDと同時発売することができましたとさ。
めでたしめでたし。