うず潮／★★★

Ｃ・ドヌーヴが綺麗。ラストはこうでなくちゃ。
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イヴ・モンタン、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の離島もの。

元クラブ歌手で自由奔放なワガママ女のカトリーヌ・ドヌーヴがイタリア(実は横暴)男と結婚寸前まできたが、突然男に嫌気がさし逃げ出す。
ドヌーヴが逃げ込んだホテルの部屋の隣にたまたま泊まっていたのがイヴ・モンタン。
彼は世界一の香水作りの名手で香水会社の社長だったが、文明社会が嫌になり、離島で暮らす変人だったのだ。
(これはあとで段々わかってくる)

ドヌーブは元彼に貸した金を返して貰いに行くが、返してくれないと分かると、秘蔵のロートレックの絵を盗み出し、イヴ・モンタンに売ろうとする。
当然モンタンは断るが、代わりにフランスまでの飛行機を斡旋し、バイバイ。
ところが、ロートレックが税関に引っかかって出国できなくなたドヌーブが今度はモンタンの島まで押しかける。
無人島で奇妙な共同生活が始まった。

疲れきった中年の役のイヴ・モンタン。でも男の色気が出ていて渋い。フェロモンムンムンのドヌーヴの天真爛漫さと合わせて、２人の恋の行方が楽しい。
迷惑がっていたモンタンも最後は全てを棄ててドヌーブの元へ。やっぱ映画はこうでなくちゃ。
主演２人の魅力で魅せきった75年の佳作。

なお、カトリーヌ・ドヌーヴは先日渡辺謙とともにアカデミー賞のプレゼンターで出てた人デス。

参考サイト
■エイガのチラシ／うず潮
チラシがこちらにありました。ドヌーブを担いでいる姿は私も観た記憶があります。