バンテージ・ポイント(2008)/★★★☆

迫力はあるが、何かが違う
バンテージ・ポイント
すごく期待していたのですが、自分が見たいものとは違っていました。
「1つの場面を8つの視点から描く」ということで、それぞれが全く違うように見えていて実は同じものだったみたいな話を期待していたのですが、そうではなく視点をかえてちょっとづつ長くなっていくみたいな感じでした。
ただ、変に律義なところがあって、みんなきっちり12時から始まるとか、切り替えが同じような巻き戻しで繋ぐとか。もっと自由にもっと工夫があってもいいと思います。


ただ、アクションは迫力があってなかなかいいし、役者も揃って緊迫感がある。さらにこれだけの場面を盛り込んで、90分に収めた手腕は買ってもいいと思います。


Aが見たらBが犯人に見えるが、Bから見るとCがあやしくて、でも結局だれも本当のことが分かっておらず、最後にあーそうだったのか!と膝を打つような展開にはならんかね。