魔法にかけられて(2007)/★★★★

ディズニーのセルフパロディ。もう少し掘り下げてほしかった。
魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]
シュレック」などのドリームワークスの十八番を本家ディズニーがパロったらこうなるという映画。
ディズニー映画がよく研究されていて
○お姫様は動きがオーバー
○お姫様は動物が操れる
○お姫様はなんでもないときでも突然歌を歌い出だす(もちろん王子も!)
○お姫様は常にポジティブ
○お姫様は洋服は自分で作る(つーか動物に作らせる)
など、お約束がてんこ盛りで、それを現実世界でも忠実に守るからおかしいのなんのって。

カーテンが切り抜いてあって、その形に大爆笑したり、公園で歌いだしたら最後は大群舞になってしまうところなど、見どころが満載で、こりゃ傑作だ!なんて思っていたのに・・


後半はフツーのラブコメ+特撮になってしまいガッカリ。
離婚訴訟中の夫婦が仲良くなってしまうなんてエピソードがもっとあっていい。
(魔法の国かどうかは別として)「現実なんて」と言い訳せずもっと自分のやりたいことを追い求めれば、幸せなれるよというメッセージが浮き彫りになったと思うし、姫にかかわった人たちがちょっとづつでも変わっていく話がもっと見たかった。


それでも、公園のシーンは秀逸で久しぶりにミュージカルらしいミュージカルが見られたので満足感はありました。
もう1〜2曲入れて120分ぐらいにしてもよかったんじゃない?