2006公開
ディストピアものの傑作だと思う 大好きな映画なのでご近所の名画座に駆けつけました。ヨカッター! 今回観て気がついたのは、その語り口のうまさです。 この映画は「いかにこの世界観をスムーズに伝えるか」がカギだと思いますが、出だしのショッキング演出…
原点回帰。アクションの傑作となって帰ってきた 故あって007を見るのは封印していたのですが、コレクターズ・エディションがこの値段と知ってつい買ってしまいました。 「ロシアより愛をこめて」を超える面白さと言ったら言い過ぎか。 生身のアクションに…
主役が踊らないミュージカルなんて 高校を舞台にしたミュージカルでは「グリース」という傑作がありますが、本作の主役は歌ばかりでほとんど踊りません。 これではミュージカルとは言えないのでは? それ以前に、オーディションまで受けたミュージカルはどう…
「マダガスカル」+「ファインディング・ニモ」=「チキン・リトル」 先日見た「オープン・シーズン」も酷かったのですが、こちらも負けずに酷い出来だと思いました。 父親ライオンが息子ライオンを動物園仲間と探しに行く話しで、まさに「マダガスカル」と…
骨っぽさにしびれる ジョージ・クルーニー製作、監督、脚本、出演のドラマ。反骨のニュースキャスター、エド・マローの物語。 ジャズ、タバコの煙、モノクロの映像、クローズアップの多さ、極端に説明を省いた映像、コントラストの効いた照明、閉塞された環…
いらいらするほど奥ゆかしい 評判を聞いて、コスチュームプレイ(西洋時代劇)の苦手な私としては嫌々借りたのですが、始まってすぐに「WORKING TITLE」のロゴを見て、がぜん観る気になりました。18世紀のイギリスを舞台に貧乏な5人姉妹の家族と"超"金持ち貴…
"負け犬"家族賛歌。よく出来た佳作。 私のツボなのはわかっていたのですが、あまりにも評価が高すぎて過度の期待は禁物と言い聞かせながら鑑賞しました。 結果は確かに良かったけど多少の粗も目に付くので、満点とは言いがたい。とてもよく出来た佳作ってと…
プロレス系脱力コメディ。見る人を選ぶかも ジャック・ブラック主演のメキシコ・プロレス・コメディ。 プロレス好きの見習い修道士(ジャック・ブラック)は粗末な食事を責められ、"やせ"と呼ばれる男とプロレスの試合に出で賞金を稼ぐことを事を思いつく。し…
退屈せずに最後まで見られたのが救い 1973年のオリジナルは私の大のお気に入り。常時マイベスト10に入るくらい好きです。樋口監督がリメイクした本作は、なるべく見ないようにしていたのですが、とうとう誘惑に負けちゃいました。 結果、思ったよりは酷く…
チェ・ミンシク主演のほのぼのドラマ。見てよかった。 同棲までしていた彼女とも別れ、今は老いた母親との二人暮しをするヒョヌ(チェ・ミンシク)。オーディションに落ちたことを契機に地方に出て吹奏楽部の教師をすることになった。 人口も減っていくひなび…
すごくいいのにすっきりしない この映画はとても面白い試みをしています。 新人戦の決勝で出会う相手の背景を平行して描くのですが、接点が全くないまま拳を合わせます。「あしたのジョー」を例に出すまでもなく、こういった映画の場合、"相手を認めつつお互…
「疚しさ」が生み出すもの。 「驚愕のラスト」と評されているが、正直あまり驚かなかった。別に結末が読めたわけではなく、もはや犯人などどうでもよくなっていたからだ。 テーマは「疚しさ(やましさ)」。相手に対してやましい事をしたと思っている人間はど…
作る意味があるの? どこかで見たようなシーンばっか。かわいい動物たちの姿を見るだけの映画? 最後までなんの引っかかりもなく終わってしまいましたとさ。 こんな映画作っていて楽しいのかな?