バタフライ・エフェクト/★★★★

so hard...
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
息つぐ暇もなく次から次へと展開するので、あっという間に観終わった感じで、確かに良く出来ていると思う。
ただし観終わったあとの気分は良くない。理由として少年時代の出来事があまりもハードすぎて主人公に感情移入することが出来ないからだ。1つ1つの出来事が重過ぎてそれを見せ物にしているような不快感があった。
またエンディングも別の方が私は好きだ。ここまで相手を思って来たのだからもう少し救いがあってもいいと思うのだが。

主人公のアシュトン・カッチャーより相手役のエイミー・スマートの変身振りやそっくりな子供時代の子役の方がうまいと感じさせてくれる。<追加>
他の人のレビューをみて気がついたが、あのラストの違和感はこうだ。
「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」というのがテーマであれば、エイミー・スマートアシュトン・カッチャーに気がつかないべき。つまり、エイミー・スマートアシュトン・カッチャーを忘れているが、アシュトン・カッチャーはずっと見守っていたという話で終われば大傑作だったのに。そこをはずしたがゆえにそれまでの99%は何だったんだという気分にさせられたことに気がついた。
なおDVDに収録されているディレクターズカット版の方がより作者の意図を反映しているそうで、見るならそっちを見てみたい。