街の灯(1931)／★★★★

「ＹＯＵ」の重み

わかっていても泣いちゃいました。
すごくいいなと思うのは、あれだけ頑張ってボクシングで戦ったのに結局徒労に終わる点。人生そんなに甘くないよと言われてるみたいで。
で、結局(誤解が原因にせよ)警察に追われてでも、彼女に金を渡したかったゾと。でも刑務所に入ったゾと。人生そんなに甘くないゾと。
「ＹＯＵ」というシンプルな言葉に込められた重みが胸を打ちます。

ボクシングのシーンの"間"というか"上手さ"というかゲラゲラ笑っちゃいました。息子に見せたいな。これ。
その他にも、豹変する金持ちとか、ホイッスルのギャグとか、石鹸のギャグとか、酒をこぼすギャグとか小ネタも満載。

話は変わるんですが、これを見ていて、私の大好きな「天国から来たチャンピオン(78)」を思い出しました。
これもラストで「are you quarterback?」（クオーターバックなの？）というセリフで相手に気がついたことがわかります。
それまでの1時間なり2時間なりの物語が最後の一瞬に集約される映画って気持ちのいいものです。

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ファーストトレーディング版で鑑賞しましたが、画質も悪くないし、劇伴がよく出来てて気持ちよく鑑賞が出来ました。
あまりに気持ち良かったので、見た後すぐに他のチャップリン物を買いに走ってしまいましたとさ。ジャンジャン。

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