有頂天時代(SWING TIME)(1936)/★★★

アステア&ロジャースコンビ第6弾。やんちゃなアステアが見られました。
スイング・タイム(有頂天時代) [DVD]
以前「アステア&ロジャース」コンビの作品が見られないー!と嘆いたことがありましたが、なんと、近所のTSUTAYAにありました。素晴らしい。早速ミュージカルの至宝といわれた2人の作品を鑑賞。


ショーの後、結婚式を予定していたフレッド・アステアは仲間に邪魔をされ、結婚式に間に合わない。怒った娘の父親は2万5千ドルの貯金が出来るまでは結婚を許さないと宣言する。そこでアステアは一旗上げようと友人とNYにやってくる。
NYの街で偶然知り合ったジンジャー・ロジャースはなんとダンス教室の先生。わざと下手なフリをしてレッスンを長引かせるが、それがダンス教室のオーナーの目に止まり、ロジャースはクビを言い渡されそうになる。そこで一転、華麗なタップを披露するアステア。しかも息のぴったり合ったペアダンスを見たオーナーは一転、クラブのオーディションに申し込む。・・・


ミュージカルにストーリーを求めるのは野暮だとわかっていますが、それにしても酷いストーリーでした。またミュージカル的には終盤の大勢の女の子と踊ったり、自分の影と踊る場面がハイライトだと思いますが、私は前半のダンス教室でわざと下手に踊るアステアと、その後突然うまくなる場面でぐっと来ました。まさに
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━.
って感じです。
もちろん観ているほうはアステアが上手いのは知っているので、どこで爆発するのか、待っているわけですが。
最初は、一人でタップをタタンタン。得意そうにいかが?。そしてロジャースの手をとってペアダンスを踊り始めます。
またその音楽がいいんです。ああっ、これが観たかった!鳥肌が立ちましたよ。ホント!。


アステアも若くて、やんちゃな感じがチャーミングでした。ロジャースは見た目は普通なんですが、踊り出すと途端に"素敵オーラ"を振りまきます。ロングドレスを揺らしながら見事なダンス&タップを披露。ため息が出ますねぇ。


ということで、ストーリが酷すぎて星はあげられませんが、観たかったミュージカルを見ることができたので、こちらが有頂天になってしまいました。