アフリカの女王/★★★☆

汚い二人のラブラブ光線
アフリカの女王 [DVD]
ハンフリー・ボガードキャサリン・ヘップバーンのアドベンチャー物の傑作として紹介されることが多いようです。
ちなみに「アフリカの女王」とは船の名前なので、別にボンテージの女性が出てくるわけではありません。


アフリカで布教を行っていた兄妹はドイツ軍の掠奪を受け、兄がショックで死んでしまう。
兄の復讐を誓った妹(K・ヘップバーン)は助けてくれた出入りの業者のH・ボガードに、ドイツ砲艦「ルイザ」を撃沈することを提案するのだった。
最初はいい加減に聞いていたボガードも彼女に惹かれ始め、そのうち惚れた弱みで作戦を遂行するために奮闘し始めるのだった。


色のついたボギーは初めて観ましたが、本作ではくたびれた中年男を楽しそうに演じています。
それより、結ばれた後のボギーとヘップバーンのラブラブ光線と、それに輪をかけたポジティブ思考が微笑ましくて、アクションと言うよりコメディとして楽しめました。


なお、本作は撮影に来たジョン・ヒューストン監督が仕事もせずに、象狩りばかりしていたとか、
(これが本になり、後に「ホワイトハンター ブラックハート」という映画になった)
撮影時の様子を暴露したヘップバーンの『「アフリカの女王」とわたし』が話題になったりとか、
周辺の話題が豊富な作品のようです。

    • -

なお、コスミック版で観賞しましたが、画質はイマイチなのでお勧めしません。