或る夜の出来事(1934)/★★★★★

終始ゲラゲラ、終盤泣いて最後はハッピー。ラブコメの定番。
或る夜の出来事 [DVD]
クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベールのロマンチック・コメディ。監督はフランク・キャプラ。
いまさら語るもののないほど有名な映画ですが、こうしてみるとやっぱ名作。
ポイントは

  • 秀逸な出会い(バスの席の取り合いからはじまります)
  • 共に行動する口実(カバンを盗まれた、文無しになった、探偵が追っている)
  • 疑心暗鬼になる要因(彼女は婚約者がいる、彼は懸賞金(または新聞ネタ)が必要)
  • 一緒になれない理由(身分の違い、婚約者の存在)
  • 洒落た会話や場面(ジェリコの壁、夫婦と偽る芝居、「ブランコ乗りの歌」、ヒッチハイク

もうラブコメのお手本のような作品です。


改めてみると、クラーク・ゲーブルは恋人というより父親みたいな関係で接していますね。きついことを言いながら、朝飯を作ったり、彼女の洋服をプレスしてあげたりしてる。やっぱ男はまめが一番。


やたらと泥棒が多かったり、タバコをふかしていたりするのは時代を感じますが、ラブコメの定番中の定番。いやー堪能しました。

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ワイケー版で観賞しました。画質は悪くないんですが音が割れてます。それも盛大に。これもハズレの範疇でしょう。せっかくの名作が台無しです。