百万長者と結婚する方法/★★
眼鏡っ子萌え!モンロー以外に見るとこなし。
最初は真面目に見てたんですけど、あまりのいい加減さに途中からストーリーを追うのをやめました。コメディなのに全然笑えないし。
田舎から出てきた女性3人(マリリン・モンロー、ローレン・バコール、ベティ・グレイブル)がNYで豪華な部屋を借りて、百万長者と結婚するべく奮闘する話。
不倫の話とか金持ちなのに貧乏男と思い込んで振っちゃう所とか、いくらでも面白くなりそうなのに全然面白くない。脚本もダメなら演出もダメ。(ラストはちょっとだけ盛り上がります)
ただ、唯一楽しめたのがM・モンロー。
ひどい近眼(?)のくせに眼鏡をかけるとブスに見えるという思い込みから部屋にいる時以外は眼鏡をしないという設定で、これが大ぼけの連続。
レストランに行くと間違えてウエイターにくっついて行っちゃうし、ドアと間違えて壁に激突。(大爆笑!)。男と食事をしているのに顔も分からないので、女友達に「どんな顔してる?」とか聞くと「"アイ・パッチ"してるわよ」って言われる。(それすら分からないぐらいに見えてない)
たしかに教育ママみたいな眼鏡なので色気はないのですが、飛行機で隣り合った男に「眼鏡をかけても可愛いよ」とかって口説かれてあえなく陥落。(これがまたモンローに似合わない冴えない奴なんだ!)
モンローはコメディエンヌとして抜群のセンスを持っていると思います。
ローレン・バコールはバツイチで姐さん肌。貧乏男に「これでお別れよ」とか言いながらキスしちゃう。いわゆるツンデレタイプ。なかなか綺麗でした。
かわいそうなのはベティ・グレイブル。女優としてのキャリアは一番上なんだそうですが、不倫役だったせいか完全にモンローに食われてました。
眼鏡っ子にツンデレと今も昔も男の好みは変わらないというお話でした。
ところでニコール・キッドマンが本作のリメイクを計画しているというニュースがありました。
■ニコール・キッドマン、『百万長者と結婚する方法』のリメイクで主演 - シネマトゥデイ
ニコールは「ムーラン・ルージュ」ではモンローの代表曲「ダイアモンドは女の親友」を歌い、「ハッピーフィート」ではノーマ・ジーン(モンローの本名)という役名です。本作のリメイクといいモンロー主義*1なんでしょうか?
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キープ版で観賞しましたが、非スクイーズなのは仕方がないとしても、色が抜けて輪郭もぼけほけ。酷い画質でした。
キープ版といえどもハズレはあるんですね。残念。
*1:本当は「独立主義」「他と協調しない独自の行為」を指すらしい