フィラデルフィア物語(1940)/★

良さがわからない
フィラデルフィア物語 [DVD] FRT-073
こちらはキャサリン・ヘプバーンケイリー・グラントジェームズ・スチュワート主演のスクリューボールコメディの傑作として紹介されることが多いようです。


ヒズ・ガール・フライデー」は何とか見ることができたのですが、こちらは本当に駄目でした。
これって、平たく言うとバツイチの金持ち娘が再婚する前日に元夫と新聞記者が来て、結婚をやめさせようとたくらむ話ですよね。
キャサリン・ヘプバーン演じるバツイチ娘が見かけはタカビーで冷たいけど、実は傷つきやすい性格というのは全然OKなんですが、結婚を明日に控えた日に元夫(ケイリー・グラント)に「君は非寛容だ」とか「君はパートナーではなく崇拝される女王のような態度だった」とか不安をあおらている時に全然関係ない叔父に
「父親が浮気をしたのは妻ではなく娘である君の性格に問題があった」
とか言われなくちゃいけないんでしょうか?
ただでさえ、一度は結婚に失敗して2度目の結婚に対して不安に思っているのに。意味わかんない。
(結局、これにショックを受けたヘプバーンは夜のパーティで荒れ、新聞記者のジェームズ・スチュワートと朝まで遊んだ事が原因で婚約者との間に亀裂ができるわけですが)


叔父はなぜあんな酷いことを言うのしょう。それも横で母親が聞いていながら。このあたりで、ついていけなくなりました。


芸達者な3人なので、いくつかの場面ではコメディらしく楽しむことができましたが、なぜこれが傑作なのか理解に苦しみます。
今度見るときは、ぜひ吹き替えで挑戦したいです。

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なお、ワイケー版で鑑賞しましたが、特に問題はありませんでした。