2010-01-01から1年間の記事一覧

狼の死刑宣告(2007)/★★★☆

予備知識なしで観たかったな ブロンソンの『狼よさらば』と似たような話だと思ったら、同じ原作者らしい。 ただし、ケヴィン・ベーコンが主人公だけにどこか不安定で"本当にどうなるかわからない" 緊張感がある。 その意味でクライマックス直前の家族の受難…

あの日、欲望の大地で(2009)/★★★★

"不倫"の持つ意味とは?省略と抑制が効いている これを観ていて、つくづく不倫というものはするもんじゃないと思った(いや、したこと無いけど) ”不倫”とは”大事な人(夫や子供達)へウソをつき続ける事。それ以外の何者でもない”事実を見せ付ける。家族に…

愛のむきだし (2008) /★★★★

主演が素晴らしい。でも映画館でみるべきか。 上映時間が4時間もあるのに観た人はほぼ絶賛!という2009年の踏み絵みたいな作品。 DVDで2枚組みを3回に分けて観たのだけれど、ダメだー。長すぎてまとめて観られない。 これも映画館の暗がりでカンヅメにな…

母なる証明(2009)/★★★★★

この絵力(ぢから)に脱帽! 見始めた瞬間にストーリーとかどうでもよくなった。 何と”映画的な”絵であるか。なんと力のある画(え)であるか。 画面の切り取り方、照明、アングル、カット。その画面に映るすべてのものが美しい。 これは劇場で観たかったな。 …

レスラー(2009)/★★★★★

これが男の生き様 ほとんどドキュメンタリーですな。 あまり演出的な技巧(テクニック)を感じさせない作りで、多くの人がミッキー・ロークの実人生と重ね合わせて見てしまう。 この話をミッキー・ローク、マリサ・トメイのキャストで撮ることを考えたダーレ…

7月のNHK BSラインナップはサプライズの嵐!

BS

7月は「ジャッキーチェン」「ブルースリー」の2大スターカンフー特集。 さらに「スター・ウォーズ」全6作に「ファン・ボーイズ」(DVDが出たばかり!)のサプライズ! さらにさらに、ホイチョイ3部作(「波の数だけ抱きしめて」含む!)も。すげー!。H…

ミルク(2009)/★★★★

終始圧倒されました 自らもゲイであることをカミング・アウトした、ガス・ヴァン・サント作品。 主演のショーン・ペンが主演男優賞を受賞。実録物なのでその背景に関しては余り詳しく語られず、もっぱら起きた出来事や周りの様子が映し出されます。 なので、…

ドロップ(2009)/★★★☆

前半と後半で全くの別モノ。中学生は見ちゃダメです。 宇多丸さんが「好きになれないタイプの映画」と言っていましたが、見ると言っていることが判るような気がします。 ただ、DVD鑑賞のせいかコントのようなやり取りもそれほど違和感を感じず、"漂白された…

twitterが巻き起こす濃ゆい週末

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金曜日:「まどぎわ通信」さんの突然の閉鎖(しかもアーカイブを全て消去するという”男っぷり!”)を知り大ショックをうける。 土曜日:「ティンカーベルと月の石」を家人が見ているのを横から鑑賞。ディズニー的なアイコンに満ちた映画で好きな人は好きなん…

チョコレート・ファイター(2008)/★★★★☆

ブルース・リーの妹の戦い。とくとご覧あれ 楽しみにしていた1本。 「知的障害を持ち、恐怖を知らず、動的視力に優れ、テレビで格闘技を覚えた少女が、病気の母の代わりに借金を返してもらいに行く話」というアウトラインからもっとドロドロした話かと思っ…

サンシャイン・クリーニング(2008)/★★★★

”「リトル・ミス・サンシャイン」の製作チームが送る”と出ているが、実際には同じ制作会社(ビック・ビーチ・フィルム)が作っているだけで、監督も違うし脚本家も別。 なのに「リトル・ミス・サンシャイン」と驚くほど雰囲気が似ているのが不思議だ。 姉は…

twitterはじめました

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アカウントは@fwakameです。 フォローしまくってます。 クライアントにTwitをいれました。10分間隔で更新する設定にしました。 タスクトレイから色んな人がつぶやきに来ます。 草薙素子も言ってました。「そうささやくのよ。私のゴーストが」はてなダイア…

3時10分、決断のとき(2007)/★★★★

親父必見。イイものはイイ! オリジナルは未見。 西部劇って苦手なのですが、これは面白く見られました。 ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルの組み合わせだけでも面白いのに、その他の人物の配置も適切かつ巧み。 しかも、主題が父と子とくれば、もう…

イングロリアス・バスターズ(2009)/★★★★☆

とにかく楽しい、気持ちイイ なんと生理的快感と映画的興奮に満ちているのか。 見ていてひたすら楽しい。 特に1章の延々と続く会話の緊張感とオチ。2章の楽しさ。 細かいことは言わず楽しめばいい。そんな映画。 これこそ映画館で見るべき映画だと思う。

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009)/★★★

群像劇として優れている 地上波放送をしていたので鑑賞。 まず、これだけのキャリアのある役者陣(癖のある役者ともいう)を揃え、しかもこれだけの長期に渡って撮影を続けた製作者達に敬意を表したい。 数年間に渡る物語だけに、四季通じてなんども撮影が行…

ホワイトアウト(2009)/★★★

どっちつかずの演出とキャスティングで評価が下がる。 南極で起きた殺人事件に女FBI捜査官のケイト・ベッキンセイルが挑む。「南極サスペンス」という設定を聞くとなかなか面白そうで、「エイリアン」「遊星からの物体X」などのモンスターものに振れてもいい…

戦場でワルツを(2008)/★★★★☆

見たいと思う人は見てください 内容に関しては言及しません(できません)。興味がある人はとにかく見てください。 ただ、表現方法としてアニメーションを選択したのは正解だと思う。 あまりに悲惨すぎる真実に対して、目をそむけずに見続けられる表現として…

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010)/★★★

せっかくのアイデアが台無し。オラがリメイクするゾ!。 なぜか息子の琴線に触れるものがあったのか、2年前の「金矛の勇者」以来劇場に足を運びました。 結論から言うと「せっかくの金の鉱脈を目の前にしながら台無し」でした。惜しさを通り越して怒りを感…

片腕マシンガール(2007)/★★★

思ったほど。。。 もっとグロいのかと思っていたのですが、血糊や人体破壊描写がそれほど不快な感じではなかったので、最後まで見られました。 女性の俳優(女優とはちょっと違う)の使い方がうまい監督だなと思いました。 本当のボスが母親と息子っていうの…

縞模様のパジャマの少年(2009)/★★★★

文科省推薦にすべき 予告編をみて大体の展開は判るものの、この話にどうやって決着を付けるのかと思ったら、こうくるかとビックリしました。 ただ、見ていてずっと違和感が付きまとったのも確か。 それは何かを考えると2つの点に行き当たります。 1つは画…

くもりときどきミートボール(2009)/★★★☆

劇場で観ないとよさがわからない 子供用と思って借りてきたのですが、一部で評価が高かったので改めてみました。 食べ物の表現が良くできていて、特にゼリーの家は楽しいそうです。 ただし、3D&劇場でないとそのよさが伝わって来ないタイプのようで、 C…

スモーキング・ハイ(2008)/★★★

古くて新しい脱力アクション ジャド・アパトー印の"脱力アクション"。 ハッパ(マリファナ)中毒で召喚状配達人という日本人にはおおよそ縁のない主人公で、しかもカノジョは女子高生。 ひょんな事から(というかお約束の殺人現場を目撃)した事からヤクの売…

スペル(2009)/★★★★

良すぎて見たことを後悔 評判がいいので観てみましたが、あまりの出来の良さに借りた事を後悔しながら見てました。 苦手なんですよねこうゆうの。 特に彼氏の両親に会いに行くところなんて、まともに見られませんでした。 (必然性があるのはわかるけど、何…

ヤッターマン(2008)/★★

これが大ヒット? TV放送されたので家族と観ました。 これが大ヒットしたこと自体が驚き。三池監督の悪乗りはいいとして、特撮がやたらと暗いし、テンポも悪い。阿部サダヲの部分もくどいし、1号が突然「行こう!」というのも訳わかんない。 いきなりドクロ…

アドベンチャーランドへようこそ(2009)/★★★★

心まであったまる佳作! 遊園地”アドベンチャーランド”のバイトをしたひと夏の経験を描く。 80年代はこんな映画がたくさんあったよな。と思いながらまったりと観た。 そう、例えるなら”心まであったまる風呂につかってる感じ”と言えばいいか。 とにかく居心…

2012(2009)/★★★☆

買ってうれしい初BD まんまとソニー戦略に乗ってBD&DVD版を購入しました。 かなりの部分は観たことある場面だったので、あまり意外性がなかったのと、せっかくBD買ったのにモニタはアナログなので、その凄さが全く伝わってこなかったのが残念です…

American Teen/アメリカン・ティーン(2008)/★★★★

高校生をもつ親必見!。 最近、その面白さに夢中で聞き続けているシネマハスラー”宇多丸”さんお勧めのドキュメンタリ。 ドキュメンタリなのでいわゆる”映画”とは違うが、次から次へと起きる出来事に「事実は映画よりドラマチック」を再確認。これを観ている…

重力ピエロ(2009)/★★★

見ている間は夢中だったが・・・ 原作は未見。 見ている間興味は尽きないのだが、見終わった後に疑問が続出。 いわく 結局あの暗号はどれだけの意味があったのか? 夏子が出てくる意味は? 絵の展覧会の場面。ほんとにあんなことってあるんだろうか? ”日常”…

噂のアゲメンに恋をした!(2007)/★★

この極悪さに腹が立つ ジェシカ・アルバ見たさに借りてみたが、なんという酷さ。 特にエンドクレジットのもっともエロくないカラミみにその悪意を感じる。 こんなひどい作品に出たジェシカ・アルバはほどのアホか盲目に違いない。 「キュートでドジっ娘」と…

スラムドッグ$ミリオネア(2008)/★★★★

努力は買うがいまひとつノれない 今年のアカデミーが過ぎてからようやく昨年のアカデミー作品賞を観る事ができましした。 とてもいい作品だし、よく撮ったなぁと感心もしましたが、残念ながらあまり心に響きませんでした。 1つはあまりにも有名になりすぎて…