闇の列車、光の旅(2009)/★★☆

どこか入り込めない 主役の2人がすごくよい。周りの環境にどこか溶け込めず浮いている感じがこの2人を結び付けた”何か”をあらわしていると思う。 ただ、この2人のキャスト以外はなぜか心に響かず。どこか作りものめいて感じられるのはなぜだろう。そう「スラ…

ヤッターマン(2008)/★★

これが大ヒット? TV放送されたので家族と観ました。 これが大ヒットしたこと自体が驚き。三池監督の悪乗りはいいとして、特撮がやたらと暗いし、テンポも悪い。阿部サダヲの部分もくどいし、1号が突然「行こう!」というのも訳わかんない。 いきなりドクロ…

野性の証明(1978)/★★☆

角川風ごった煮映画。中野良子が忘れられない。 BS11でやっていたのを観賞(ずっと観たかったんです) 終盤の特殊部隊との戦いはすっかり忘れてました。 言いたいことは山ほどあるけど、細かいことを言ってもしょうがない。みたいな雰囲気がありますね。この…

闇の子供たち/★★★★★

よく撮った!真摯な態度と勇気を称えたい。 ネタバレ全開。ご注意を。 まずは、この映画を作った関係者の勇気を称えたい。 監督もそうだが、製作者の苦労は並大抵ではなかったと思う。 映画的には極めて真摯な態度で作られていると思う。題材が題材だけに相…

ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942)/★★★

J・キャグニーの踊りは独特の味 ブロードウェイの父と呼ばれたジョージ・M・コーハンの伝記ミュージカル。 なのですが、ジェームズ・キャグニーも知らなければ、ジョージ・M・コーハンはもっと知らない私は純粋にミュージカルとして楽しみました。 本作の…

ヤング・マスター/師弟出馬/★★★★★

やはりいい 「酔拳」よりは後で「プロジェクトA」よりは前。アクションは相変わらずだが、敵の登場シーン(めちゃくちゃ強い)や最後の対決でタバコ水で気合が入るところなど、マンガの対決でよく出てくるパターンをこの映画が確立したような気がして(と言…

破れ太鼓/★★★★★

良い悪いはいえないが 木下惠介監督、阪東妻三郎主演の現代もの。 裸一貫から身を起こした社長(阪東妻三郎)は6人の子供に恵まれたが、あまりの強引さに家族から恐れられ敬遠されていた。長男の独立、長女の婚約破棄(政略結婚)、会社の倒産などの出来事…

ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密/★★★

いい作品なのは認めるが。 サンドラ・ブロック、アシュレイ・ジャッド、エレン・バースティン、マギー・スミスとそうそうたる女優陣の豪華共演と、母と娘、その友人たちのドラマを過去と現在に行き来しながら描く。 サンドラ・ブロックやエレン・バースティ…

山の郵便配達/★★★★

わかっていても泣かされる。 泣かせに入ったと分かっていても思わず泣いた。 親父を背負うところと、「父さんもガマンしていたのだ」というくだり。 「娯楽」と分かっていてもそれを忘れさせるのは、すばらしい風景と親父の姿か?