破れ太鼓/★★★★★

良い悪いはいえないが
木下惠介 DVD-BOX 第2集
木下惠介監督、阪東妻三郎主演の現代もの。
裸一貫から身を起こした社長(阪東妻三郎)は6人の子供に恵まれたが、あまりの強引さに家族から恐れられ敬遠されていた。長男の独立、長女の婚約破棄(政略結婚)、会社の倒産などの出来事をへて、本来の家族思いの父親になるまでの話。
現代で言えば、映画というよりは2時間ドラマのような内容だが、当時の世間の風潮とか人間関係などが垣間見れて面白かった。私の親がちょうど映画の子供たちぐらいの世代なのだろうか。

なぜこれを紹介したかというと「純情無頼―小説阪東妻三郎 (高橋 治)」を読んだからで、私にとってはこれが初めて見る阪妻作品である。正直あまりにもかけ離れていて良いとか悪いとか言うことが出来ないが、見たことは記録しておきたい。