野性の証明(1978)/★★☆
角川風ごった煮映画。中野良子が忘れられない。
BS11でやっていたのを観賞(ずっと観たかったんです)
終盤の特殊部隊との戦いはすっかり忘れてました。
言いたいことは山ほどあるけど、細かいことを言ってもしょうがない。みたいな雰囲気がありますね。この映画。
レンジャーものから八墓村、事件ものからヤクザものへと変化し、最後は戦国自衛隊みたいなごった煮映画でございます。
私が好きなのは「中野良子の囁くような演技」と「大野雄二の音楽」。
それ以外にも、健さんの渋さや薬師丸ひろ子の不思議ちゃんぶり、三國連太郎、田村高廣、成田三樹夫の濃い演技、70年代当時の日本の風景とか、「人間の証明」と同じようなドラ息子(舘ひろし)のダメっぷりとか。細かいところで色々楽しめました。