天使と悪魔(2009)/★★

スケール倍増、魅力半減
天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]
ラングドン教授の冒険第2弾。
前作の「ダビンチ・コード」は原作を読んでいた事もあってメチャメチャ面白かったのに、本作は全く面白くない。
最大の理由は「そうなのか!」と膝を打つような薀蓄(うんちく)がなかったためと思われる。
私たち非キリスト教圏の人間でも知っているようなトピックがないと、見ていても「はぁ、そうですか」ぐらいにしかならないんですな。
前作の"最後の晩餐"とか"最後の聖杯とは君だ!"ぐらいインパクトがないとねぇ。

もう1つ減点なのは、女優に魅力がないこと。(ただし、これは好みの問題かもしれない)
またアクションが行き過ぎるのもイマイチだし、"反物質"というのも頂けない。

お金がかかった分だけ本来の醍醐味が損なわれて、ただのアクション映画になってしまったのが残念。
たぶん3作目も作られると思うが、ぜひとも原点に戻って欲しいものだ。
(でも、この2作目ってヒットしたんだよねぇ)

PS.レンタルDVDにはチャプタ選択画面がなくてさらにビックリ!