American Teen／アメリカン・ティーン(2008)／★★★★

高校生をもつ親必見！。

最近、その面白さに夢中で聞き続けているシネマハスラー”宇多丸”さんお勧めのドキュメンタリ。
ドキュメンタリなのでいわゆる”映画”とは違うが、次から次へと起きる出来事に「事実は映画よりドラマチック」を再確認。

これを観ている間中「体はオトナ、心はコドモ。その名もアメリカン・ティーン」というキャッチフレーズがうかんでいた。（コナンじゃないって！）
もうイタい出来事が満載で、トップレス写真事件(？)のくだりは正視できないぐらいイタい。
こうしてみると、高校生というのは”全員がなからず失敗”するし、そこから多くを学ぶというのがわかる。

それより気になったのは出てくる親たちすべてが自分の子供を突き放すか、追い込むかのどちらかしかない（それも完全に自分達の都合で）と言うこと。
唯一、本当に親身になっていると思ったのは、心身症で同居できないハンナの母親というのが皮肉だ。

日本とアメリカの文化の違いはあるが、思春期の甘さやほろ苦さは十分共感できる内容だと思う。