ライラにお手あげ(2008)／★★★★☆

「女」を捨てたマリン・アッカーマンの女優魂が圧巻。

ファレリー兄弟とベン・スティラーがタッグを組んだコメディ。
ニール・サイモンの「ふたり自身」のリメイクらしい。

新婚旅行先で理想の女性に出会ってしまった男の話で、ミソは新婚旅行で徐々に本性を現すライラのズレっぷり。
まともな様で微妙にずれている感じがめちゃめちゃ面白い。
こりゃ浮気したくなるわなと思わせるネタが満載で、一人カラオケから始まって、鼻からジュース、無職で借金があって麻薬経験者。さらにドＳで計算に弱くて意地っ張り。などなど。
すごい美人なのにどこか変。

この強烈なキャラを演じたのはマリン・アッカーマン。
こんな役を演じたらもう仕事は来ないだろうなんて心配は無用で、この後「幸せになるための27のドレス」「あなたは私の婿になる」「ウォッチメン」と秀作、話題作が目白押し。
好きになってしまう相手はミシェル・モナハン（「Ｍ：ｉ：ＩＩＩ」「ゴーン・ベイビー・ゴーン 」 ）。

こんな女（ひと）本当に居そうで、笑いながらもゾッとする話ではありました。快作！。