ウソツキは結婚のはじまり(2011)/★

ちょっと合わなかったかな?
ウソツキは結婚のはじまり [DVD]
デニス・デューガンアダム・サンドラーとくれば大のお気に入り「エージェント・ゾーハン」の名コンビ。
期待しながら見たのですが、これが全然、全く、1ミリも響きませんでした。


なぜ響かないのかいくつか要因を挙げてみると

結局、独身男が"ナイスバディの若い女"と"相性がいいシングルマザー"の間で揺れる話じゃないですか。しかも出会ってすぐに若い女とデキちゃう。
だったら若い女の性格を悪く描かないと話が成立しなくない?


結婚したての妻の性格がひどくて別の人に惹かれるといえば、ファレリー兄弟の「ライラにお手あげ」という傑作があるんですが、このライラ(マリン・アッカーマン)が酷くて、女優生命を掛けて演じてるとしか思えない弾けっぷりが笑いも生むし物語を推進しているのに、このブルックリン・デッカーはめちゃいい娘なんですよ。
その代わりに第3の登場人物としてニコール・キッドマンが出てくるのですが、話的にアダム・サンドラーには絡んでないのでただのサイドストーリーにしかならないんですね。
私だったら、アダム・サンドラーニコール・キッドマンを夫婦にしてブルックリン・デッカーに惚れる話にしますがね。(それじゃ"ライラ"と全く一緒になってしまいますが)
ジェニファー・アニストンのシングルマザーは悪くないのですが、違和感なさ過ぎて恋愛ドラマにはならない気がします。


全米では1億ドル越えの大ヒットだそうですが、私にはちょっと合わなかったみたい。