エージェント・ゾーハン(2008)／★★★★☆

きわどいネタを笑い飛ばす。これぞサンドラーの真骨頂。

アダム・サンドラー主演の未公開コメディ。

イスラエルの凄腕エージェント”ゾーハン”（アダム・サンドラー）は、地元のスーパースター。
しかし、彼にはひそかな夢があった。そう、”美容師”になりたかったのだ。
ゾーハンは言う「銃で相手を殺す代わりに、ハサミで髪を切りたい」。
しかし敏腕諜報員をそうやすやすと手放すはずもなく、仕方なく死亡事故を装ってゾーハンは夢のアメリカにやってきた。
最初は相手にされななったが、熟女相手のスペシャルサービスで人気がでて有名になっていく。
しかし、そこに彼の存在を知ったパレスチナのライバル、ファントムが現れる。

イスラエルとパレスチナの対立というダークな題材を扱いながら、凄腕スパイが美容師になるというコメディを下ネタ満載（もっこり股間ネタが多い）で描く。
のっけからゾーハンのありえねーモテぶりに大笑いしつつ、ところどころでいい事いうからぐっと来るんですな。
今回は中東の出演者ばかりの中でサンドラーがイスラエル人に成りきって演じるところもよい。
これだったらアジアネタも作ってほしい。

恋のお相手エマニュエル・シュリーキーもなかなかキュートでＧＯＯＤ。
きわどいネタをさらっと料理してみせる手腕に感心した。これはおススメです。

これだけでも笑える予告編

ダンスシーン(Disco Disco Good Good)