誰にでも秘密がある メイキング

これはひどい

本作は劇場未公開の「アバウト・アダム　アダムにも秘密がある」の韓国版リメイクで、韓国映画には珍しい艶笑コメディ。
私のお気に入りです。
本作とオリジナルの感想は以下参照。

■誰にでも秘密がある　レビュー
■アバウト・アダム　アダムにも秘密がある　レビュー

日本公開版と韓国公開版でラストが違うということで、メイキング付きのセル版を購入。
気になるその内容ですが、男の好みに合わせて整形しまくった女の子が振られてしまい、それをみてイ・ビョンホンが”次の相手を見つけた”と、さわやかに微笑むというものでした。
ファンタジーではなく、現実路線ということですね。（オリジナルの「アバウト・アダム」に近いラスト）
ただ、整形しまくったのに子どもと顔が違うとか、子供も整形すればいいとか、韓国色が全面に出すぎて、日本ではちょっと引いてしまう内容でした。

もともとは、日本公開版のラストだったのが、試写で評判が悪かったために変えたとか。
私は日本公開版の方が好きです。

本ＤＶＤの特典としてメイキングやインタビュー集が付いているのですが、これが酷い出来で、メイキングと言いつつただのＮＧテイクだったり、プレミアの様子として手持ちのブレブレ映像がそのままついていたりとか、イ・ビョンホンが台本を読んでいる様子を延々と映していたり、などともて人様に見せられるレベルの内容ではありませんでした。

また、監督インタビューでもリメイクであることは言わない（たぶん配給会社の方針でしょうが）ので、何も知らないとこの監督のオリジナルのように思われて、とても不快です。

他人のふんどしを借りてそれを言わず、ＮＧテイクをつけてメイキングと称したりと「売らんかな」という姿勢が見え見えな特典にがっかりしました。
重ねて言いますが、作品はとてもいいと思いますので、それに対して愛のないこのＤＶＤ特典はとても残念です。