ウォーリー(2008)／★★★★

前半傑作・後半失速。ＣＧがすごい

親子４人で鑑賞。このＣＧのすごさは劇場でないと味わえません。
特に廃墟と化した地球や地上のウオーリーの姿は実写かと思うほど。ホント息をのむほどの完成度でした。

ただ、宇宙に出てからはいけません。ほとんどが宇宙船の中で進行するので、舞台が人工的すぎてＣＧの良さが出てこず、かえってごちゃごちゃした印象しか残りませんでした。

昔の映画を真似をするロボットと言うことで、「フラバー」を思い出しました。あっちもモニター付きロボが活躍します。また「２００１年」へのオマージュも出てきます。
ただ、テーマが少々陳腐な気がしてしまうのは、後半が安易な展開になるからでしょう。もっと辛口のエンディングだったら、もっと心に残ると思うのですが。（たとえば人類はもう地球に戻れなくなっていたとか、ウォーリーの記憶が戻らないとか）

とにかく前半３０分でも見る価値のある作品だと思います。