アラスカ珍道中／★★★☆

楽屋落ち満載のホープ＆クロスビーのコメディ。

ボブ・ホープ＆ビング・クロスビーコンビの珍道中シリーズ第４弾。
楽屋落ちが満載で、画面の隅で「これがフラッシュバックです」とか「おや、このシーンは試写にはなかったのに、予算が余ったかな？」など、余計な解説がつくのがおかしい。

キャラクタとしてはお人よしのホープと要領がいいクロスビーといった役どころで、今回はアラスカで金鉱を探して大金持ちになろうと、行ったところで金鉱の地図を見つけてしまい、事件に巻き込まれると言う展開。

もちろんクロスビーの歌もふんだんに盛り込まれていますが、特にFLY TO THE MOONにちょっと似た曲が楽しめました。
一番笑ったのは、ホープとドロシー・ラムーアが歩いているところをカメラがフォローしていると突然カメラに向かって「ついて来ないでくれよ」というセリフ。楽屋オチの真髄ですね。
他にもパラマウントそっくりの山や「ボクのセリフはないの？」としゃべる熊など映画のお約束をおちょくったギャグが満載で大笑いしました。

また、雪山のセットがよく出来ており、ラストのシュールなオチまでたっぷりと楽しめました。
(なお、この映画はモノクロです)