ハンガー・ゲーム(2012)/★★★★
「丁寧な描写」と主役の魅力
この手の「デス・ゲームもの」は山ほど作られている気がしますが、成功した記憶がありません。
それくらい難しいジャンルだと思います。
それなのに、本作は異例の大ヒット。
これは見ずにはなりますまい。
なんとゲームが始まるのは1時間を過ぎてから。確かに2時間20分かかるわけです。
この「丁寧な描写」とジェニファー・ローレンスの存在が本作の魅力だと思いました。
ただ、ラストのルール変更はさすがに酷過ぎる。
それと予告でも使われていた「私が妹の代わりに出ます」を越えるシーンがないのも痛い。
アラはあるけど、陳腐にならずに最後まで見せ切った力量は、さすがヒット作だと感心しました。