オーケストラ!(2009)/★★★☆
終盤の演奏は必見!
前半はかなりハチャメチャなところがあるコメディですが、共産圏物はなんでもあり的な雰囲気があるので、すんなりと見られました。
ハイライトは終盤のコンサート場面。観ていてかなり上がりました。
最後にコンサート(またはライブ)で盛り上げようとする映画って多いと思いますが、意外と成功しているのは少ないんじゃないでしょうか?
この映画が成功しているのは
- クラシック(チャイコフスキー)なので、耳に馴染んでいて素直に感動することができる
- それまでの団員達の変な個性が終盤で活きている
- 観客たちのリアクションが適切
- 演奏の主役の演技が素晴らしい(メラニー・ロラン)
- 適切なカメラワークと素晴らしい編集
- 演奏とともに「ある秘密」が解き明かされ、それがさらに音楽を感動的なものにしている。
- そして何といっても音楽自体が素晴らしい
ということで、作品全体でみると変な映画ですが、最後の演奏で一気に盛り上がりました。ブラボー