(500)日のサマー(2009)/★★★☆
イタい場面が満載。
見ていて「いやー、俺ってよく結婚できたよなぁ」って自分に感心してしまいました。
だれでもこういう経験はしていくと思うのですが、自分の”しんどかった経験”を思い出して途中で見るのをやめようかと何度も・・・。
時間軸を変えるのは、恋愛の「いい時」と「悪い時」を交互に見せ、その落差を際立たせる手法として有用だと思います。ただし諸刃の剣でもあって、うまく繋がっていないと話がブツ切りになってしまった感じもします。。
後半はふられて落ち込んだ姿が中心なのですが、終盤の妹に「運命の人だと思っていたんでしょ。でも、いいことばかり思い出さないで」と言われたあたりから、俄然面白くなっていってラストに大喝采を送りました。
途中でミュージカルになるのも楽しい音楽と映像の遊びが随所にある楽しい映画でした。
わがままサマーことゾーイ・デシャネルですが、映画のキャラクタには合っていたものの「イエス・マン」の時のほうがキュートだったかな。でも存分見られたので満足です。