7つの贈り物(2008)/★★★

観終わって7つ言えますか?
7つの贈り物 コレクターズ・エディション [DVD]
ウィル・スミスの感動サスペンス物。
国税庁の役人のはずが、いろんな人のところにいっては話をしたり調べたりして回る。
そして時々まさまれる自動車事故の映像。これが「7つの贈り物」の秘密を解く鍵らしい。
ところがなかなか謎は解明されず、主人公とエミリーという心臓病の女性の物語がどんどん進行してゆき、この恋の行方が判明した時、すべての謎も明かにされる。


見終わった後に7つの贈り物のすべてが言える人はいないだろう。
それは物語の軸が主人公達の恋物語におかれ、それ以外の贈り物は取ってつけたように見えるからだ。
さらに、序盤で介護施設の経営者のエピソードも混乱の元になっている。
逆にウィル・スミスとエミリー(ロザリオ・ドーソン)の物語は見ごたえがある。
(よく似た場面をどこかで見たことあるなーと思ったら「悲しみが乾くまで」でした。ハル・ベリーに似てますな)
特に「死にかけた女」と自ら自嘲するロザリオ・ドーソンの演技がすばらしい。

贈り物の内容は賛否両論あるそうだが、私はそれほど驚かなかった。
それよりは7つといわず3つの贈り物ぐらいにして、主人公の恋物語をじっくり見せてもらえば満足感が高かったと思う。