アバター(2009)/★★★★★

「3D」は「CG」に真実を与える
アバター [初回生産限定] [DVD]
IMAX劇場がいっぱいだったので断念し、デジタル3Dの字幕版を鑑賞。
結論から言うとすばらしい3D体験でした。
最初の30分ほどは字幕と映像にそれぞれ目の焦点を合わせるのが難しく、かなり見づらかったのですが、慣れてからは映画の世界に入り込んでいくことができました。
ところが、この30分ぐらいから猛烈な尿意が襲ってきて、そこから2時間はつらくてつらくて。
同じような経験をした話をいくつか目にしたので、私だけではないと思い、ここに書いておきます。
皆さんも見るときはトイレに行ってから・・・。


映画としては、「話に深みがない」とか「宮崎映画のパクリ」だとか、「いやいや攻殻機動隊も入っているぞ」とかいろいろありますが、すべてがCGで作られた世界をここまでリアルに感じられる3Dというのは本当にすごいなと。
「人間」と「ナヴィ」。つまり実写部分とCG部分がどちらも真実(リアル)に感じられないとこの映画は成立しないと思います。
タイタニック」で巨大なセットとCGを見事に融合させたキャメロンだからこその発想でしょう。
CGとは"中に浮いたペットボトル"だと表現しているのを聞いたことがあります。(質感がなくスカスカという意味?)その限界に早くから気づき、そこに真実味を与えるのは3Dしかないとキャメロンは気づいたのではないでしょうか?

この体験を与えてくれたキャメロンには最大の賛辞を送りたいと思います。