BATON/★

全然空気が読めてない
BATON [DVD]
Y150(横浜港開港150周年記念開国博)で見たです。
全部で3部構成になっていて、いまだと2話目と3話目を見ることが出来ます。1話約20分程度なのであわせて40分。
総入替制なので、2話を見た後いったん退場し、再入場して3話が見られます。
脚本は岩井俊二、監督が北村龍平
声のキャストが市原隼人上戸彩、大杉蓮、ケイン・コスギミムラ、内藤 剛、藤原竜也 など。
製作は円谷プロも参加し、いわゆるモーションキャプチャ方式で実際に俳優たちが演じたものをアニメ化しています。
(エンディングでその様子が出てきます)


とまあ、ここまでが説明。
で、どうだったかというと、ダメです全然ダメ。2話目だけ見て見るのやめちゃいました。
だって、周りは博覧会を見に来た家族連ればかりですよ。なのに拾ったメモリを読んだら100年前の"幻の"OSがインストールされちゃいました。だって。
前に座っているお婆ちゃん、お母さんの頭には大きな”?”が出てましたよ。ウルトラクイズ並みのでかい奴が。
”おーえす?”、”さいふぁ?”、”いんすとーる?”。なにそれって感じ。
20時からの回だったんですが、会場は寒いし、やたらと音がでかいし。もう気の毒で気の毒で。
アニメだからとりあえず子供達は静かにしてましたけどね。
見てると、そのまま3話を見に行く人もあまりいなかったような気がします。(もういいかみたいな)


セリフも陳腐だし、岩井俊二はここに来て一緒に見ろと。どんだけ皆が戸惑っているか聞けと言いたい。


いやアニメの質は悪くないですよ。動きも凄いリアルだし。
ただ、企画先行・話題先行で全然空気が読めてない。
これだけのスタッフ、キャストを集めて、すごい金かけて。当然横浜市からの多額の投資もあったでしょう。
それなのに、これはないんじゃないですか。いくらなんでも。


みんな何を期待しているか?
横浜博でしょ。見ているのは小さいお子さんから、年配の人まで様々ですよ。
会場は赤レンガ倉庫の隣でしかも円谷プロが参加して北村龍平が監督。

となれば、ウルトラマンしかないじゃないですか。
さらに言うと、皆が楽しめるモノって言ったら音楽。”ミュージカル”ですよね。

ずはりY150版 ”キャプテンEO”」しかないじゃないですか!


私だったらこんな話にします。

MM21に怪獣が現れます。(ズーラシアにも同時に出現)
それを阻止しようとするのが市原隼人ですよ。
でも、どうやってやっつけたらいいかわからない。
そこに声がするです。「みんなの心を1つにするんだ!」みたいな。
で、上戸彩ちゃんが登場して踊り始める。(オロナミンCのCMで見慣れてるから違和感がない)
街の人たちも、ココロを1つにするために踊り始める。
そこに現れる”巨大な蜘蛛”(ラ・マシン)。それが、赤レンガ倉庫を壊そうとする。
逃げ惑う人々。そのとき光が。市原隼人ウルトラマンに変身するです。やった!
蜘蛛の前で華麗に踊り始めるウルトラマン。上げた足からはキラキラ光線。向けた指からはピカピカビーム。
北村アクション炸裂!。カメラが縦横無尽にぐるぐる回るデス。
ひるむ蜘蛛。やがて上戸彩ちゃんもダンスバトルに参戦。街の人々も応援。みんなの足も自然に動き出す。
心がが1つになった!。
カットに変わると、ウルトラ兄弟が全員現れて群舞になっている。ダンスはクライマックスへ。
最後は”隼人ボイス”で蜘蛛玉砕。


これだったら、じいちゃん、ばあちゃんでも楽しめるし、会場を出た後、話題沸騰ですよ。
ウルトラマンが踊ったねー。蜘蛛が怖かったね。踊りが面白かったね。また見たいね。
ミュージカルだから、何度でも見たくなる。リピーター続出!。少なくともあと1回はみんな見ますね。


だれか私に撮らせてくれませんか。