ヒトラーの贋札(2007)/★★★★★
ひたすら面白い!
「おくりびと」がオスカー受賞!ということで、昨年の外国語映画賞グランプリ受賞作の「ヒトラーの贋札」を鑑賞。
ホロコーストものを「面白い」というのは不謹慎かもしれないが、極限状態だからこそ滑稽なほどに真摯に生きる男たちの物語が際立つ。
キャラクタもいいが、演じたカール・マルコヴィクスがお見事。
また、独特なキャメラワークも面白く、音楽の使い方もいい。しかも96分とコンパクトにまとめたおかげで、だれることがなく、どんどん話が展開する。
(ほぼ男しか出てこないとか、狭い収容所の中だけで話が展開するなど制約が多いことが全くに気ならない)
”面白い映画”とはこうゆう映画を指すのでしょう。グランプリ受賞も納得。