ウォーク・ザ・ライン/君につづく道/★★★★

誰かにプロポーズしたくなりました。
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 [DVD]
伝説のカントリー歌手ジョニー・キャッシュの生涯ということで見たのですが、
子供時代に兄弟を失ったり、麻薬に溺れたりという展開は「Ray/レイ」とそっくりでした。
(あるいは「ドリーム・ガールズ」のエディ・マーフィとも似ています)
音楽界で有名になると、みんな同じ道を辿るのでしょうか?


ただ、ジョニーの場合はちょっと違っていて、原因はジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)に振られたからである。とこの映画ではなっています。(ホントかな?)
その意味では、贅沢な暮らしをさせていた奥さんとは分かり合えず、本当に好きだったジューンとは「結婚しているから」という理由で一緒になれなかったキャッシュはかなり同情すべき人物になっています。
また、そこまで惚れたからこそ、ラストでのプロポーズはいいシーンになったし、なんか私も誰かにプロポーズしたくなりました。(すでに結婚してますけど。)


知っている曲がないのは寂しい限りですが、出だしの刑務所でドンドンとリズムが刻まれる場面は、うまいと思います。


ホアキン・フェニックスリース・ウィザースプーンも自分で歌っているそうで、先日見た「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマンユアン・マクレガーとは、段違いの上手さです。これにはビックリしました。


リース・ウィザースプーンは本作で2005年度の主演女優賞を取りましたが、"演技"という意味では「トランスアメリカ」のフェリシティ・ハフマンのほうが上だと思いました。