アサルト13 要塞警察/★★★☆

構成がしっかりした骨太アクション。
アサルト13 要塞警察 [DVD]
ジョン・カーペンターの「要塞警察」のリメイクらしいが、オリジナルは未見。
構成がしっかりしていて骨太、それでいながらどこかチープ感も漂う。これはおそらくお色気担当の女性陣がトホホな感じだからだろう。いっそのこと野郎だけだったら良かったかもしれないが、それはそれでちと寂しい。

大雪で孤立した閉鎖目前の警察署という設定がなかなかいいし、襲撃者vs警察内、囚人vs警官、囚人vs囚人、警官vs警官のさまざまな対立、協調関係がしっかりと描かれているのが、近年のアクション映画ない端正さでとてもよかった。

特によかったのが、途中で入ってくる警官が敵か味方か分からないところ。「さぁパーティやろうぜ!」なんてこんな大雪の日に酔っ払って入ってくるところがメチャメチャ怪しいが、どう見ても気のいい奴にしか見えず、ホントはどっちだと引き込まれました。

ただ、終盤の脱出方法を最初に気がついてしまったので、それがずっと気になってました。

イーサン・ホークもがんばっているが、これはやはりローレンス・フィッシュバーンの功績が大。

久しぶりにまともなアクションを見た気分です。