HINOKIO／★★

引きこもりの子供がロボットで登校？現実味が足りない

引きこもりの子供たちのバーチャル体験としてロボットの登校が認められ、その第１号として交通事故で母を亡くして引きこもりとなったサトルが転校してきた。そんかロボットをいじめる３人組と仲良くなったが、その一番の友達が実は・・・というところから展開していく。

構成が絵に描いたような起承転結になっており、また劇中仮想現実としてのゲームとシンクロするような仕組みなっており、なかなか面白い試みではあるが、どれをとっても今ひとつ必然性に欠ける気がしてイマイチな印象だった。そもそものアイデアが突飛であればあるほど細かい部分でもっと（ドラマ部分で）リアリティを出して欲しかった。

なぜ父親はあんなに子供を腫れ物のように扱うのか説明だけでなくシーンが欲しかったし、父親の助手（牧瀬理穂）も見せ所がない。また、ロボット(HINOKIO)がドラムが上手いのも、喧嘩に強いというのも唐突な印象を受ける。

逆にロボットの映像がとても自然でびっくり。