ティム・バートンのコープスブライド/★★★★★

惚れました
ティム・バートンのコープスブライド 特別版 [DVD]
何をやってもドジな花婿が結婚式前日に森で式の練習をして間違って死体の指(木の枝にしか見えない)に指輪をしてしまう。その死体は死んだ花嫁(コープスブライド)だったのだ。突然モテモテになった新郎は死んだ花嫁と生きた花嫁の間で揺れ動く。

まず、映像の美しさに驚く。人形たちの美しさ、セット?の美しさ、そして映像自体の美しさだ。第2にそのテクニック。オープニングで蝶の動きにあわせて町をカメラが移動するが、人形アニメでカメラが動くとは思わなかった。その後も人形アニメであることを忘れさせるほど自然なカメラ移動が随所にあった。第3に死者と正者の世界をテーマとした世界観。正者より死者の方が楽しく陽気なところがいかにもティム・バートンらしくて楽しい。

そして、私がもっとも気に入ったのは死者の花嫁(コープス・ブライド)のエイミー。そのルックスもいいが、表情全体、特に怒ったときの目の辺りなどゾクッとするほと色っぽい。実はこの話の主人公。花婿のように見えるるが実はエイミーでることが最後に見て取れる。なんかマジで惚れちゃいました。

唯一の弱点は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ほどの名曲がないこと。「ナイトメアー」そのものは観た事ないけど曲は何度も聴いているサントラの名盤。「コープス」にはそれほどの名曲はなかった。