グッドナイト・ムーン/★★★

セリフが秀逸。
グッドナイト・ムーン [DVD]
離婚した旦那(エド・ハリス)がやり手の女性カメラマン(ジュリア・ロバーツ)と付き合う。元妻(スーザン・サランドン)の気がかりは残された2人は子供こと。思春期の長女は好きな男の子に振られるし、下の男の子はやんちゃ。家庭的なな母親のサランドンはジュリアのやり方が気に入らず、会うたびに非難するような関係だった。
しかし、ハリスがジュリアにプロポーズをしたのを機に子供たちをジュリアに任せる決心をする。どこか型破りだけど魅力的なジュリアになつき始める子供たちに嫉妬するサランドン。しかし彼女には「ガン」という病魔が忍び寄っていた。

実母と継母の関係を描いた映画はめずらしいと思うが、脚本(特にセリフが)よく細かい部分の描写が丁寧だと思う。さらにスーザン・サランドンジュリア・ロバーツの演技合戦も楽しめる。
たとえば、上の子が振られたことを母親たちが憤慨するシーンや、自分の口紅を上の子に渡すシーンなどは楽しいし、自分を振った男の子に復讐する場面などはニヤニヤしながら見ることができた。

最後は実母と継母の写真のアップで終わるのだが、西欧社会では母親は絶対の存在であることを考えるとちょっと引くものがあった。

監督はクリス・コロンバス。<追加>
言いたいことを書いてなかったので追加。
この作品に関していうと、好きな題材なのになぜか心に響くものがないんです。毎回見たはじから内容を忘れてしまい、こうして放映される度に見ては思い出します。なぜだろ?クリス・コロンバスだからかな?
あとエド・ハリスはあまり役柄に合っていないと思います。もっと優柔不断で女好きな雰囲気の役者さんだと、この設定が生きてくるのでは?