おばあちゃんの家/★★★★

つっこみどころ満載だが最後は泣ける。情操教育にいいぞ!
おばあちゃんの家 [DVD]
都会っ子のサンウ(7歳)が山奥のおばあちゃんの家に預けられ、最初は反抗していたがやがて心を通わせる物語。
少年以外は素人さんだそうで、かえって素朴な雰囲気が醸し出されており、功を奏している。また、おばあちゃんが口がきけず眼もわるいという設定が随所に生きており、1つ1つのエピソードがよく出来ている。

ただ、個々に見ると「水道は引かないのに電気は引いているのか」とか、「その靴はだれが買ったのか」とか、「チョコ買う金はあるのにバスに乗れないか」のなど、つっこみどころは満載。またサンウのいたずらがまりにもひどすぎて、作為すら感じさせるなど映画としてみると稚拙な感じを受けるが、次々と繰り出されるエピソードの嵐にいつしか感情移入し、最後はじわっと泣けました。

なお、息子1(8歳)と見たのだが、それなりに感じるものがあったようで、「今まで見た中で一番嫌な奴はサンウだ!」と申しておりました。情操教育には最適かと。

なお、メイキングでおばあちゃんが口を利いているのを見て「なんだしゃべれるんじゃん」とショックを受ける息子様でした。