コラテラル・ダメージ/★

なんとなく不快。
コラテラル・ダメージ 特別版 [DVD]
9.11の影響で公開が遅れたことは知っていたが、それ以前にあまりの独善さに不快にすらなる。
アクションものとしてテロリストと戦う話はいくらでもあるが、これは一般人(消防士)が主人公であるのがミソ。何も考えずにアクションシーンだけみれは平均点だが、平気で爆弾を持ち込めたり、助けと称して村を襲ってみたり、その部隊と戦って一人殺しているのに「やあ助けに来たんだよ」といきなり和解したりなど変てこな部分が多すぎる。
テロリスト側の理論も描こうとしたのが間違いで、「あんたのやっていることは、私たちとどこが違うの」と言われても「違う、俺が殺したいのはやつだけだ」とか「オレはテロリストとは違う」などとしか言えず、かえって自爆しているようにしか聞こえない。
どこか底辺にアメリカの傲慢さが感じられかえって不快になった。