チャーリーズエンジェル(1作目)/★★★★

映画へのオマージュに溢れる
チャーリーズ・エンジェル コレクターズ・エディション [DVD]
監督のマックGと撮影のラッセル・カーペンターコメンタリーで見る。マックGはMTV出身でこれが劇場初監督。
撮影風景を見てもとにかくエネルギッシュで現場も楽しそうが雰囲気が伝わってくるが、コメンタリーもそのままのノリでとにかく喋りまくる。ただし絵作りは意外と繊細。
場面毎の色(トーン)に徹底的にこだわったり、コメンタリを聞くまでは気づかなかった多くの映画へのオマージュはこの人が本当に映画好きなことを証明していた。
面白かったのが、マックGが悦にいって「ここは無理言って取り直した甲斐があるだろ?」と聞いてもラッセルが返事を返さないことが何度か。(ただし監督と他のスタッフで温度差が感じられるのはコメンタリでよくわること)
このラッセル・カーペンターは「トゥルーライズ」や「タイタニック」といった超大作を手がけた人。ついでに脚本のジョン・オーガストはこの後「ビックフィッシュ」を担当しており、改めてスタッフに恵まれていることを実感。面白いわけだ。
このコメンタリの最後に「ロッキー」の話題が出てきて、急に見たくなった。