かぐや姫の物語(2013)/★★★★☆
なんかスゲー物観た
なんか、よくは分からないけど「スゲー物観た感」があって、劇場で観てヨカッタです。
常にかぐや姫の主観で描かれているのにかぐや姫の心情は一切セリフに出てこない。
最後に「月の使者」を呼んでしまった理由(わけ)だけ語られます。
ここまで丁寧に描いているのだから、もっとカタルシスがあってもよさそうなものなのに、全然すっきりしません。
このあたりが高畑勲作品なのでしょう。
ふと、何かの折に場面を思い出す。そんな記憶に残る映画だと思います。
なお、公開前に6分間の予告を公開していますが、そのデキがめちゃくちゃよくて、ある意味こっちの方がカタルシスを得られるという不思議な現象は「ハウルの城」を思い出します。