ウィンターズ・ボーン(2010)/★★★★

ジェニファー・ローレンスは一見の価値あり
ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [Blu-ray]
この映画の存在を知ったのは2010/6/26放送の「キラキラ」で町山さんの紹介から。
フローズン・リバー」が昨年度第三位の私としてはドストライクの題材だけに見るのを楽しみにしていました。(結局2年かかりましたが)
ただし、期待しすぎていたせいか、ハマる所まではいかない感じでした。
(そもそもロードムービーだと思っていたんです。これ)
ジェニファー・ローレンスには惹かれるもののあと"ひと味"が足りない印象です。


全編に漂う緊張感と寂寥感は半端ない上に、出てくる人達の恐い事恐い事。寡黙でタフで人殺しなんて屁とも思わないような雰囲気を漂わせる男たちが次から次へと出てきます。
ただし終盤の池のシーンに象徴されるように、本当に活躍するのは女たちです。


題名の「ウィンターズ・ボーン」の意味は、終盤の正気とは思えない行動で明かされますが、凄すぎて逆におとぎ話のようにも見えるのでした。