イノセンス(2004)/★★★★☆

やっとスクリーンで見る日が。
イノセンス アブソリュート・エディション [Blu-ray]
近所の名画座でかかったので、これを見逃したらもう劇場で見る機会はないと思い駆け込んだ次第。
<『ももへの手紙』公開記念 沖浦啓之の仕事>と称して「人狼 JIN-ROH」との二本立てです)
もう何度もDVDで見ているのにどんだけ好きなの。>わし
100人のキャパに4分程度の入り。意外と混んでいるなという印象。
ただ、観客は比較的年齢層が高いのと、かなり女性が多いのが目につきました。


劇場で見た印象ですが、意外と暗かったです。もともとフィルムの質感を意識した絵作りなので、劇場のフィルム上映にはぴったりでした。
BDのリファレンスとしてよく紹介されている高画質を堪能するというよりは、その世界観にどっぷりと没入する感じ。ずっと見ていたいと思わせられます。


改めて感じるのは、

  • 前半はバトーとトグザのバディムービーでその退廃的な雰囲気を楽しむパート。
  • 後半は押井守特有の繰り返しのレトリックを楽しむパート。
  • 最後はほとんどサービスカット的なパトル楽しむクライマックスパート。

よくみると人物のキャラクタも変だし思わせぶりな会話も鼻につく。作品自体の出来では第1作の方が全然上だと思います。
100%監督の趣味で出来上がっている私的ムービー。
でも、やっぱり見たくなる不思議な魅力がありました。


過去記事
イノセンス/★★
豪華になったのは技術だけ?時間は短いのに長く感じます
http://d.hatena.ne.jp/fwakame/20060704/p2

イノセンス/★★★★
だんだん癖になってきました
http://d.hatena.ne.jp/fwakame/20070327/p1


次回はパトレイバー2本立て(もちろん1と2ね)をお願いしたいデス。