川の底からこんにちは(2009)／★★★☆

わたしと月島さんは違うけどね

近くの映画館で先週やっていたので観る気満々だったのに、なぜか観ることができず結局ＤＶＤで観賞。
で、観た結果は「すごく微妙」
こういった映画は要はノレるかノレないかだと思うが、正直ノレなかった。

まず、満島ひかりが全然中の下に見えない。特に前半のＯＬ談義は全くのれず。会社の制服姿が妙に色っぽくて、そこまで粗末にされる理由が分からない。
ギャグも全く笑えず、美人がワザとブスに見せるイタさすら感じられる。
帰省してからもギャグは笑えないが、相手の男の娘に目が離せなかった。この存在がなかったらこの映画は成立しないんじゃないかくらいのキャラクタ。すごく良かったです。

満島ひかりが開き直ってからは結構面白かったし、社歌やラストのシーンは楽しんだのだが、そのカタルシスを得るための前半(のすべり具合)なのであれば、ちょっとなぁという感じ。
終盤で明かされる”新事実”も事前に知ってたので、ちょっとめぐり合せが悪かったかもしれない。

一番笑ったのは表題の「わたしと月島さんは違うけどね」の一言。これに表わされるおばちゃんたちの関係と、いかにも言いそうなキャラに大爆笑でした。