ファンボーイズ(2008)/★★★☆

枝葉の部分が楽しい爽やか映画
ファンボーイズ [DVD]
NHK BSで鑑賞。
以前も書いたけど「スター・ウォーズ」よりは「未知との遭遇」派なので、SWサーガに萌えるものは全くないのですが、その周辺(ファンの生態)を描いたものが、滅法面白いと思います。
(同じく放送されていた 「スター・ウォーズ 世界の兵士たち大行進!」 も楽しかった)


映画の出来でいうと、悪ふざけが過ぎて病院の下りとか、スカイ・ウォーカーランチのドタバタとか作品を安っぽくしている感じがもったいない。
それよりトレッキーとの確執とかハリソン・フォード評などの枝葉の部分を楽しむ映画だと思います。


一番笑ったのがトレッキーの聖地に乗り込んで、いぢわるな質問をする中で、説明する人が「ユーモアというは健康にいい。みんなも感謝を」と妙にいぢられ馴れているセリフに大爆笑。


最後にホロリとさせられて爽やかな味わい。そのまま”SWファンに悪い奴はいない”というメッセージになっているのが見事でした。


同じくトレッキー集団がわんさと出てきたのが「ウィッチマウンテン 地図から消された山」。ラスベガス=トレッキー祭りの聖地という印象があります。
昨年は「スター・トレック」の新作もあったし、「ギャラクシー・クエスト」という傑作もあるので、ここはSWファンの頑張りにも期待したいところではあります。