ペネロピ/★★★☆

ブタ鼻つけたクリスティナ・リッチの方が可愛いく見えるってどういうこと?
ペネロピ [DVD]
児童文学の映画化にありがちな展開だったので、てっきり原作があるのかと思ったら、なんとオリジナル脚本でした。
(脚本はこれが劇場映画初のレスリー・ケイヴニー)そこがかえって新鮮。
最初から母親が「これは、本当のあなたではないのよ」と繰返し言うので、なんとなくオチは読めましたが。
家出のきっかけとなったジェームズ・マカヴォイ君ですが、なぜかほとんど物語には関わらず、クリスティナ・リッチは自分で自分探しをするのでした。
主人公のペネロピは自分の容姿に対して過度に悲観せず冷静でしかも前向き。なかなかたくましい女性として描かれています。


クリスティナ・リッチは本人のキャラクタと合っていることもあって、生き生きと演じています。(特にパブのシーンが印象的)。
逆にジェームズ・マカヴォイ君の2枚目で”もじもじ男”ぶりが活きてます。
本作はリース・ウィザースプーンが設立した制作会社の第1作ということで、”女の子による女の子のための映画”が強く意識されていると思います。